T.Y. さん(37歳・男性)神奈川県 言語聴覚士『私の職務経歴書』

T.Y. さん(37歳・男性)神奈川県 言語聴覚士

職務経歴

私はこんな言語聴覚士です

私は、長年にわたり回復期と急性期において言語聴覚士として、高次脳機能訓練、摂食、嚥下訓練に従事してきました。その間、高次脳障害、摂食・嚥下障害を発症した患者様と真正面から向き合い、多くのことを学びました。高次脳障害を一つとっても、患者様の状況に合わせて、評価・治療方法を変えることを大切さ、その難しさを学び、そこで様々な経験を積むことが出来ました。

回復期病院においては、言語聴覚療法を1人で立ち上げ、嚥下障害のある患者様に対してリハビリに従事しました。多い日で朝昼晩の食事を1日5人の患者様に対して、食事場面の直接的嚥下訓練を実施し、四苦八苦しながら、忙しさの中に他の職場では味わえない経験を積むことが出来ました。

転職理由についてですが、リハビリスタッフが少なく、1人抜けるだけでも業務過多になる環境だったので、辞めるという選択肢は持っていなかったのですが、高次脳の臨床よりも嚥下障害の臨床が多い傾向があり、自分の志向性、やりたい事と若干異なる点がずっと気がかりでした。

また、高次脳機能については興味を持ってくれるドクターが不在なうえ、リハビリスタッフが少ないがゆえに、客観的な意見が乏しく、自分の評価が正しいとされてしまう風潮に疑問を持つこともありました。具体的には、症例検討などを行うとしても、自分の疑問についてアドバイスを貰える環境がなく、より幅広い視点やドクターからの助言やアドバイスを貰い、スキルを高めたいと思ったことも一因です。

現在は、ドクターとの距離が近い環境で、リハビリと向き合うことが出来ていて、リハビリへ意欲を燃やす仲間とともに病院を作っていきたいと考えています。私自身も、高次脳機能の評価の精度を高めるよう、日々精進します。

1年目から1人職場で培った経験は今でも生きています
嚥下障害の評価の精度を求められたため、スクリーニングの精度を高め、十分な栄養管理できるよう、他部門と相談し検討できる環境を整備しました。さらに嚥下造影検査では、患者一人ひとりに対して食べられる可能性を考え、患者本人だけではなく、そのご家族に対して十分理解してもらえるよう、説明する能力を身に付けました。「この患者様にとって何がベストなのか」この考えが私の原点であり、自分で考えて行動に移すということが私の強みかもしれません。

職務経歴概略

私のざっくり変遷記

2004年4月~2008年4月 回復期病院

  • 稼動:19~20単位/1日(病棟5名、通所リハ4名の患者を対応)
  • 症例:嚥下、高次能、構音、幅広く対応
  • 残業:30時間/月
  • 年収:350万円程度
  • 休み:日曜固定+1日、紙カルテ
  • 退職理由:他の病院も見てみたいという思いがあり、疾患や治療経過など知識・経験が不十分であると感じ急性期への転職を検討。また、経験年数の若いスタッフが多く、中堅・ベテランスタッフのいる病院で指導を受けたいと思った為。

2008年4月~2016年5月 急性期病院

  • 脳血管疾患をはじめ、呼吸器疾患、消化器および循環器疾患術後を中心に急性期疾患を患った患者に対してコミュニケーション機能、高次脳機能、嚥下機能に関する評価およびリハビリテーション業務
  • 外来、放射線外科センターに通院する患者に対する評価およびリハビリテーション業務
  • 嚥下造影検査の実施、検査結果の分析から指導・アドバイス
  • 脳神経外科、NSTのカンファレンスへの参加
  • 日に13~16名ほどを担当し、18~24単位ほど稼動
  • 退職理由:ドクターとの距離が遠く、自分の評価、治療法方が適切かどうか、客観的に自分のスキルを判断してもらえる環境がない。自分のスキルアップが望めないと感じたため。

2016年6月~ 急性期病院

病棟でのリハビリテーション業務全般(今後、在宅リハの立ち上げを検討)

インタビュー実施日:2017年6月22日

注意

当サイトはユーザー様の善意の書き込みによって成立しているサイトです。しかし口コミの中には意図しない内容が投稿される場合がある点を、予めご理解いただきますようお願い申し上げます。サイトに投稿された情報は必ずしも正確であるとは限りませんので、自己の責任と判断でご利用ください。なお、投稿頂いた内容に、主観的・感情的な表現、もしくは個人を誹謗中傷するような表現がある場合、運営側で掲載可否を判断させて頂きますのでご了承ください。