無資格・業界未経験で介護職は無謀!?

無資格・業界未経験で介護職を目指すには?

無資格・未経験でもチャレンジ出来るの?施設のホンネ

この「無資格・業界未経験で介護職を目指すには?」をご覧になっている方は、一度は転職サイトなどで「無資格・未経験OK!」「経験・資格不問」と表記された介護職の求人を検索したのではないでしょうか。

結論から申し上げると、無資格・未経験でも介護職は目指せます。しかし、施設としては、ただでさえ忙しいのに全くの無資格者に基本的な技術や知識を教える時間的余裕はありません。無資格者よりは、少なくとも介護職員初任者研修(ヘルパー2級)を持った人に入職して欲しいというのが施設のホンネです。

また、施設で働く人の中に、無資格者が増えてしまうと加算(※)が取れなくなってしまうので、施設としては人員が足りないからと言って、無資格者ばかり採用することはありません。

だからといって、介護職員の数を減らすことは出来ません。人手が足りないという理由以外に、入居定員に対する必要な職員配置数の基準が法律により定められており、それを下回ると介護報酬が減されてしまうからです。つまり、介護報酬を減らされてしまえば、施設の運営が成り立たなくなってしまいます。

ちなみに、介護職の人員配置基準についてですが、特養では介護・看護職員で「3:1(うち看護は入所者数51~130の施設では3)」、老健でも介護・看護職員は「3:1(うち看護は2/7以上)」となっています。これは要介護者3名に対して、看護・介護職員を1人配置するのが望ましいということを意味します。それぞれの施設の平均的な規模に合わせて具体的な数字を算出すると、入所者100人の特養の場合、「介護職が31人」「看護師が3人」となります。入所者100名の老健の場合、「介護職が25人」「看護師が9人」となります。

つまり、施設としては無資格者を増やしたくないが、採用せざるを得ない状況に置かれているということです。

※サービス提供体制強化加算とは?

介護福祉士の資格者が、施設における全スタッフのうち、どれくらいを占めているのかを都道府県知事に報告。介護福祉士の資格保有者、常勤職員、勤続年数が3年以上の者などが一定以上雇用されていることが、加算算定の条件となります。評価基準を満たしていると認可された事業所に対して、介護報酬が加算されます。なお、ヘルパー1級でも加算の対象とはなりません。

介護職デビューするなら無資格ではなく資格取得して欲しい理由

「介護職員初任者研修」は現場配属される前に取得しておきたい、その理由を考えてみたいと思います。

人手不足により教育体制が整っていない

人手不足でスタッフ1人当たりの業務量が非常に多く、与えられた仕事をこなすので精一杯な状況です。介護レベルが重い施設であれば、利用者にかける時間が増えるので、なおさらです。ただでさえ介護の現場は人手が少なく業務過多なのに、他の人のことを考えている暇はないと考えてもおかしくはないです。そのような現場では、新人に対する教育が手薄になってしまうのも分かります。自主学習で事前に備えられる知識があれば、スムーズにチームに参画出来ますし、知っておいて損はないと思います。

怒りや不満の矛先が向けられる

人手が足りない現場では身体的な負担以外に、時間に追われ精神的にゆとりが持てずイライラしたり焦ったりして、職場全体の雰囲気が悪くなってしまうことも少なくありません。

介護の仕事は、感情労働です。感情の抑制や忍耐がついて回る仕事ですので、当然ストレスは他の職種に比べ大きいです。そういったストレスが溜まった環境で、最低限の知識すら備えておらず迷惑を掛ければ、回りのスタッフの怒りを買ってしまうのも容易に想像がつくでしょう。

業務範囲が狭まる

代表的な介護職の仕事として、洗濯や掃除などを行う「生活介助」、入浴や食事のサポートを行う「身体介助」が挙げられます。しかし、無資格の場合だと、そのスキルの低さから「生活介助」がメインになるケースが多いです。洗濯や掃除のほかに、ベットメイキングや物品の移送、利用者の移動補助など、介護職というより「お手伝いさん」の要素が強くなります。

食事・入浴・排泄介助を全く教えてくれないということではなく、教える時間が限られているので、未経験者を一から育てるというよりは、経験者に業務が寄るということ意味します。

利用者やご家族に対する配慮や心情理解が欠ける

介護施設では身体的な介助を必要とする利用者のほかに、視覚障がい、聴覚障がい、認知症など様々な障がいを患った方も介助の対象となります。介護の仕事は、利用者、その方を取り巻くご家族との人間関係の構築が何より大事です。

障がいに対する理解、心情理解がなくして、良い人間関係は望めません。介護職員初任者研修の学習プログラムでは、介護の知識やスキル以外に、演習を通じてコミュニケーション技術も習得します。

介護現場で無資格で「出来ること」「出来ないこと」

施設における介護業務は「出来ます」

施設の場合、現場に介護福祉士がいるために、無資格者でも介護業務が出来ます。掃除・食事介助・排泄介助・入浴介助(洗髪)などが介護業務に該当します。

訪問介護における<生活援助>は「出来ます」

集合住宅や戸建など利用者の住まいに行って暮らしを助ける訪問介護のうち、介護対象者の生活や家事の手伝いを行う生活援助業務は、無資格でも行うことができます。

訪問介護における<身体介護>は「出来ません」

介護の仕事は無資格で勤めることが出来ますが、訪問介護の「身体介護」だけは介護保険のルール上、無資格者が行うことが禁じられています。施設勤務とは違い、訪問介護は常に介護福祉士や看護師が同行するわけではありません。同じ訪問介護でも、介護対象者の身体に直接触れる身体介護は無資格では行うことができません。

訪問介護において身体介護が出来るのは、「介護職員初任者研修」を習得した介護職のみとなります。

訪問入浴は「出来ます」

訪問入浴は資格取得の必要はありません。訪問入浴サービスで働くには、未経験の介護職でも大丈夫です。まれに、「無資格では訪問入浴が出来ない」と社内規定で定められているケースがあります。管理者か施設長に確認してみましょう。

働きながら「介護職員初任者研修」資格は取得できるデキル

ニッソーネット「かいご畑」の場合

ニッソーネットが運営する「かいご畑」ではキャリアアップ応援制度が充実しています。介護職員初任者研修であれば、通常、受講するとなると定価75,000円の費用が掛かりますが、かいご畑の運営会社であるニッソーネットの「派遣スタッフ」として就業すれば、「0円」で受講できます。

さらに、介護福祉士を目指しキャリアアップを図るために必要な資格「実務者研修」は定価164,600円のところ、同様に「0円」で受講できます。かいご畑のサービスの評判・口コミは高く、相談から受講まで丁寧にコーディネーターがサポートしてくれます。無資格・未経験で介護職を目指すのであれば、かいご畑に登録しておけば、まず問題ないです。

このキャリアアップ応援制度を利用するには、ニッソーネットの派遣スタッフとして働く必要がありますが、介護の派遣スタッフのメリットは、時給が高く残業が少ない他に、転職を繰り返さずに介護施設を転々と出来るので、様々な施設形態を経験できます。

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「ベネッセ介護士のお仕事サポート」の場合

ベネッセ介護士のお仕事サポートも同様に評判の良い会社の一つです。かいご畑とは違い、ベネッセMCMでは受講料は有料(関東エリア49,720円/関西エリア47,000円)となりますが、メリットが大きく分けて二つあります。

まず一つ目が、ベネッセスタイルケアが運営する有料老人ホームに無料で施設見学、実習体験が出来ます。学習したカリキュラム内容を実際の介護の現場で実践できたり、利用者と直接交流できたり、施設の雰囲気を体感できたり、メリットが多いです。

そして二つ目ですが、ベネッセMCMに登録後、「介護職員初任者研修」を取得した場合、ベネッセが運営する施設(特養、老健、有料老人ホーム、デイサービス、グループホーム、訪問介護)の求人紹介を「無料」で受ける事が出来ます。グループ会社が運営する介護施設のため、職場環境や残業時間、人員配置、有給取得状況など詳しく聞くことが出来ます。

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「かいご畑」と「ベネッセMCM」を取り上げた理由としては、働きながら資格取得できるメリットのほかに、就職先を選ぶ方法として「事前に介護施設を見学できる」メリットがあります。

かいご畑では、派遣スタッフとして一定の契約期間、様々な介護施設を体験出来ますし、ベネッセMCMであれば有料老人ホームに無料で施設見学、実習体験が出来ます。

未経験で資格がなく介護職を目指す方にとって、情報が少ないゆえに就業先を選ぶのは難しいかもしれません。ただ、「かいご畑」と「ベネッセMCM」のように、未経験で資格がなくともサポートする会社があるということは理解して欲しいと思います。

あなた自身が介護される側に立った時、自分の家族に介護が必要になった時、この介護施設にだったら入居させたいと思えるかどうか。そういったポイントで就業先を選んでみてください。

「介護職になぜ、資格が存在するのでしょうか。また上位資格である介護福祉士の資格が存在するのでしょうか。」資格なしで介護職を目指すことを否定するつもりはありませんが、それを推奨しない理由はそこにあります。

例えば、訪問入浴と聞くとハードルが高いように思いますが、実際は無資格、未経験の介護職の方はたくさんいらっしゃいます。入浴介助は非常にデリケートなサービスです。利用者は高齢者が多いですが、行政委託で障がい者、障がい児の訪問入浴を行う事業所もあります。結局のところ、よい介護サービスを提供しようとするとなると、その方々に対する知識、理解、コミュニケーション能力が求められるのです。予備知識があるかないかで、当然サービスの内容は異なってくるでしょう。

もし、あなた自身が介護される側に立った、もしくは自分の家族に介護が必要になったと考え、こう自分自身に問いかけてみてください。

  • 自分が提供する介護サービスを自分自身で受けたいと思いますか?
  • 安心して介護をお願いすることが出来ますか?
  • その介護サービスで満足しますか?
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