ショートステイは働きやすい?介護士2年と生活相談員3年経験して思う事

教えて!介護士ってどんな仕事?
※画像はイメージです。
ショートステイで働いてみたい人
ショートステイで働いてみたい人

介護を始めてみようと思う、求人を見てみたら色々な形態の施設があって何が何だかわからない。ショートステイがどんな施設なのか分からないし、働いてみたいと思うけど実際どうなんだろう。

ショートステイは在宅サービスでありながら施設に泊まる事のできる、少し特殊なサービスです。

その面白さ、大変さ、やりがいは実際に働いてみないと分からない事がたくさんあります。

以前働いていた施設が併設型の施設であれば、雰囲気はわかると思いますが、単独型となると全く変わってきます。

今回はショートステイに少しでも興味のある方に、ショートステイの楽しさや、入居施設との違いを分かっていただければと思います。

記事のテーマ
  1. 急成長を求めるならショートステイは最高の職場
  2. ショートステイを3年経験したらどの介護施設でも通用する
  3. ショートステイは短時間で多くの経験が得られる職場

質問があれば気軽にコメントください

ショートステイの働き甲斐、面白さとは?

ショートステイの働き甲斐、面白さとは?

ショートステイという言葉を見かけることはあっても、実際どのような施設で、どのような働き方をするのか、分からない事の方が多いのではないでしょうか。

ここでは、ショートステイの働き甲斐とその面白さを紹介します。

その①:毎日に変化がある

ショートステイは一泊二日からの利用が可能です。利用者様がほとんど固定されている施設との違いは、毎日利用者様の顔が違う事です。

短い時間でどれだけ信頼関係を築けるか、介護職員の腕の見せどころです。常に変化を求めている人にとって、ショートステイはベストな職場と言えます。

その②:色々な介護レベルの方から学ぶことが出来る

ショートステイは、基本的に「要支援」から「要介護」まで受け入れ可能です。

認知症のある、なしも関係ありません。そのため、デイサービスを利用するような、お元気な人や、グループホームにいるような認知症の方、特養レベルの身体介護が必要な方まで受け入れ範囲は広いです。

ショートステイで3年働けばどこに行っても大丈夫、とよく言われますが、その要因がこの利用者様ケースの多様性にあると思います。

経験を積みたい方にとって、ショートステイはとてもいい勉強の場所になると思います。

その③:ご家族の支えになれる

ショートステイを利用する利用者様の本来の生活の場所は自宅です。

しかし、身体機能の低下や認知症の進行により、介護者の負担が増加したことによる、精神疾患(うつ病など)の発症やネグレクトが起こることがあります。

そんな時、利用者様もご家族様も守ることができるのがショートステイです。

月に何度かショートステイを利用することによって、ご家族様が休める時間を作りをご支援します。

ご利用者様が自宅に戻った時に、心に余裕がある状態を作ることができます。ショートステイで働いていると、よくご家族の方から感謝されることがあります。これは直接ご家族から言われた言葉です。

Aさん
Aさん

ショートステイに泊まっていてくれる間、自分の時間が持てるようになりました。ありがとうございます。

Bさん
Bさん

ずっと孫に会えていなかったけど、親を預けることができて、久しぶりに孫の顔を見ることが出来ました。

Cさん
Cさん

認知症だとわかっていても、ついきつい言葉を言ってしまったり、手を出してしまいになったり。ショートステイに泊まってくれて本当に助かっています。

いつまでも大好きな家で過ごしていただけるよう、少しでも家族や利用者様の力になれるよう務めるのがショートステイの醍醐味であり、やりがいです。

ショートステイで介護士に求められるスキルとは?

ショートステイで介護士に求められるスキルとは?

ショートステイは、要支援から要介護まで様々な方が受け入れ可能ですが、実際、介護士としてどのようなスキルが求められるのでしょうか。

スキル①:的確な情報収集能力

ショートステイでは緊急で入所するケースがあります。夜勤で出勤したら知らない利用者様が増えていたり、連休明けた知らない利用者様ばかりいたり。

このようなことはショートステイあるあると言ってもいいほどざらにあります。

更には、介護している家族が急に倒れて、今日からショートステイを利用したい。なんでことも、こうなったら悠長に基本情報を読んでいる暇なんてありません。

ショートステイのスタッフは、少ない時間で的確な情報(ADL等)を収集しすぐに利用者様のケアに入らなければなりません。

その為、ショートステイでは短時間で的確な情報を収集する能力が必要です。

スキル②:臨機応変な対応能力

これもショートステイならではなのですが、入居施設と違い、郷に入っては郷に従うでは通らないのがショートステイです。

なぜならショートステイはあくまで在宅サービスだからです。ヘルパーさんがそのお宅によって仕事の仕方を変えるように、ショートステイでもその利用者様によって対応を変えなければなりません。

ご本人様にとってどのようなサービスが一番いいのか、ご家族様がこれからも利用者様と暮らしていくにはどういったケア、対応、サービスをしていったらいいのか。時にはこちらからアドバイスしながらケースバイケースで最適な対応をしていかなければなりません。

ショートステイで働くメリット・デメリット

ショートステイで働くメリット・デメリット

私にとってショートステイはとても働き甲斐のある施設であることは間違いないですが、事業所の方針やサービスの形態によって、その感じ方は人によって千差万別です。

介護士2年と生活相談員3年経験したから分かるメリット、デメリットを紹介します。

メリット①:現場職であれば、対応能力・介護力が高速で上がる

ショートステイは常に新しい利用者様が入ってきます。介護度、認知度、疾患はバラバラで、関わる利用者様の人数は、そのショートステイのベッド数によりますが、多い時だと月に100名以上になる時もあります

このような短期間で様々な利用者様と関わることはショートステイ以外の夜勤がある施設ではまずありえません。

否応なしに介護力と知識、経験、対応能力は上がっていきます。

メリット②:相談員であれば、相談能力、事務処理能力が上がる

相談員と聞いて、みなさん思い浮かべるのは施設相談員の図かもしれませんが、ショートステイの相談員は他の介護施設とはまた違います。

虐待案件の緊急受け入れであったり、市役所、区役所、役場からの相談案件であったり、家族様以外にも行政との関わりが強いのがショートステイの相談員です。

請求業務が一番難しいと言われているのもショートステイです。自ずと事務処理能力はあがります。

また、在宅サービスと施設サービスのちょうど中間のサービスゆえに、ショートステイ以外の施設の保険制度などを学ぶこともできます。

デメリット①:利用者様と長く付き合えない

ショートステイはその名の通り、長くいれる施設ではありません。一生懸命に関わって、丁寧なケアをして、信頼関係が気づけたとしても、必ずお別れがきてしまいます。

それは自宅へ戻る場合であったり、施設への入所が決まってしまったり、様々です。ショートステイは一時的な宿泊サービスなので関わるのは一時的なものとなってしまいます、そのもどかしさから辞めてしまう人も少なからずいることは確かです。

長期的に利用者様と関わって、最後(看取り)までケアをしたい。というような方には向いていないかもしれません。

デメリット②:一番クレームが多いのがショートステイです

断言できますが、ショートステイはクレームが一番出やすい部署です。なぜならば家族との関わりが密だからです。自宅に帰った際に衣類が持っていったはずの衣類が1枚入っていなかった。そういった些細な事がクレームになることもあります。

そのため、ショートステイでは細やかな配慮が必要になります。クレームの原因が相談員の対応によるもの、というケースもあります。

ショートステイの求人票でチェックすべきポイント

ショートステイの求人票でチェックすべきポイント

ここまで読み進んで頂いた方は、ショートステイの良さを少しでも感じて頂いた方なのではないでしょうか。

しかしながら、ショートステイは事業所の方針やサービスの形態によって、そのあり方は様々です。ここではショートステイの求人票で見るべき2つのポイントを紹介します。

その①:夜勤体制

ショートステイではそのサービス形態ごとに夜勤者の配置人数も変わってきます。ショートステイの経験がない方はまず夜勤体制を確認するのがいいでしょう。面接であれば利用人数に対しての夜勤者の人数を確認しておくといいと思います。

また、夜間帯に利用者が急変した場合はどのような対応をしているのかも聞いておいた方がいいですね。

そして、夜勤1回につき手当てはいくらか、休憩はあるのか、などもしっかり確認しておいたほうがいいポイントです。

その②:相談員や役職者になれるキャリアパスが明記されているか

せっかく採用されたのに、何年も契約社員として働いている、という人に会ったことがあります。どれほど頑張っていてもキャリアアップができなければモチベーションもあがりません。

契約社員からのスタートであれば、どのような条件で正社員になれるのか、役職者、相談員へのキャリアパスが明記されているかが重要です。

ここ最近では介護業界でも、キャリアアップの基準が可視化されているところが増えてきました。

求人票に明記されていない、もしくは面接で聞いてみても採用担当がすぐ答えられない、といったような施設であれば、そこが悪い施設とはいいませんが、キャリアアップを目指しているのであれば少し難しいかもしれません。

  • STEP1
    現場役職者へ

    介護職として介護技術や認知症への対応、知識を学び、知識を得る立場から教える立場へ。

  • STEP2
    副主任、主任へとキャリアアップ

    ショートステイが大変な部署であることは介護業界では常識なので、ショートステイでのキャリアアップは会社での立ち位置も高くなる。

    必ず取得しておいておきたいのは介護福祉士資格。余裕があれば介護支援専門員の取得がおすすめ。

  • STEP1
    相談員、管理者へ

    介護職員として現場で技術、知識を学ぶ。

  • STEP2
    相談員として勤務し、相談業務を学ぶ。

    現場役職者とコミュニケーションを取りつつ、現場のバランス、売り上げに注意しながら業務を行なっていく。

    管理者として売り上げの管理や部下のマネジメント、施設の方針を策定し、意思決定を行う。

ショートステイの良し悪しは相談員で決まると言っても過言ではありません。相談業務の他に、営業力も問われます。民間企業であれば最低限の売上は必要となってきます。

介護職員の給料やボーナスにも関わってきますので・・・。取得する資格としては介護福祉士、社会福祉主事は取っておいた方がいいでしょう。

自治体によっては社会福祉主事がなくても相談員として働くことが可能な場合もありますが、相談員を目指しているのであれば取得しておくことをおすすめします。

そして、管理者を目指しているのであれば相談員の経験は必須です。売り上げに直結している相談員業務の経験がないとショートステイを運営、管理することは難しいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。ショートステイで働き甲斐や面白さは少しでも伝わりましたか。

ショートステイは常に変化していくサービスです。事業所によりサービス形態や、やり方は違いますが、利用者様がいつまでも住み慣れた自宅で過ごせるように、家族の介護負担を少しでも減らしてあげられる大切なサービスの一つです。

その場所で働く、その面白さ、大変さ、やりがいは実際に働いてみないと分からない事がたくさんあります。

ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

H・H・K
さん

接客業、営業、事務職、飲食店等転々と職を変え、介護士として働いたのち、現在はショートステイの生活相談員。

ヘルパー2級(現在の初任者研修に同等)、介護福祉士、社会福祉主事と資格を取得し、介護福祉業界は8年目に突入。

経歴

  • 2012年:接客業、営業、事務、飲食店等転々と職を変える。
  • 2012年~2015年:グループホームの介護職へ転職。ヘルパー2級、介護福祉士と資格を取得。
  • 2015年~2018年:在宅サービスであり宿泊施設であるショートステイへ転職。
  • 2018年~現在:ショートステイにて生活相談員として勤務。

資格

  • ヘルパー2級
  • 介護福祉士
  • 社会福祉主事

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