介護士の仕事について徹底解説。良い介護をする為のポイント

教えて!介護士ってどんな仕事?

介護士の仕事はおおよそのことは、介護士の仕事をしていなくても理解できるかと思います。しかし、介護士の仕事は排せつや食事、入浴だけではありません。

介護士の仕事の具体的な流れというのはどのようなものがあるのでしょうか?

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kokko0320
kokko0320
介護福祉士
在宅介護から施設介護まで幅広く経験。介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、福祉住環境コーディネーター2級の資格を持ち、介護士として働く傍ら、ライター業をこなす。

介護士の一日の流れ

介護士の仕事を理解するためには介護の一日の流れを知っておくと良いでしょう。介護施設によって異なりますが、基本的な部分はどこの施設でも同じであるといえます。

まずは介護士の一日の流れについて知っておきましょう。

介護士の一日の流れについて 日勤帯

  • 8:50
    出勤
    9時~始業ですので、それまでに間に合うように出勤します。9時までに着替えを済まして、申し送りノートや夜間帯の記録などを確認します。
  • 9:00
    申し送り
    申し送りでは前日の出来事や、夜間帯の事などを、夜勤者や早出の方から申し送ります。当日のイベントなどがある場合はここで申し送られます。
  • 9:15
    排泄介助
    排泄介助が必要な方は排泄介助をしていきます。おむつ交換やトイレ誘導などを行います。
  • 9:45
    入浴介助
    入浴介助では、誘導をする方実際に入浴介助を行う方など、役割を分担して行います。入浴時には高齢者は裸になりますので、体に傷がないかチェック、傷に対して薬を塗るなどの仕事もあります。
  • 11:00
    食事の準備
    食事の準備では、臥床している高齢者を起こす、薬の準備や食器の準備などを行います。
  • 11:30
    昼食介助
    厨房から出てくる食事を高齢者の方々に提供していきます。食事介助では、自分で食事を食べられない方に対して介助をおこない、喉詰めなどがないように見守りを行います。栄養士が巡回してくることもありますので、情報共有などを行います。食事が終われば口腔ケアなどを行い、臥床して頂きそれぞれ個別で対応をしていきます。
  • 13:00~14:00
    休憩
    食事が落ち着いたころから随時職員は休憩をとっていきます。食事を食べ、他の職員とお話をする、リラックスした時間を過ごします。
  • 14:00
    排泄介助
    昼食を食べたので排泄をしている方もいます。寝たきりの方の排泄介助やトイレの声掛けをおこないます。
  • 14:30
    レクリエーション
    介護士の仕事は身体介護だけではありません。レクリエーションなども行います。集団体操などの集団レクリエーション、散歩に行くなどの個別レクリエーションなどそれぞれ実施していきます。
  • 15:00
    おやつ
    介護施設ではおやつがあるのが一般的です。おやつも高齢者によって自分で食べられない方もいますので、必要に応じて介助を行っていきます。
  • 15:30
    職員の小休憩
    職員の小休憩がある場合は、ここで休憩を行うことが多いです。職員もお茶を飲んだり仮眠をしたりして少し休憩をします。
  • 16:00
    排泄介助
    夕食前の排泄介助はここで行います。
  • 17:00~17:30
    食事の準備 食事介助
    食事の準備や食事介助は17時頃から行います。食事が終わった方から寝る準備として口腔ケアや着替えなどの、ナイトケアを行います。
  • 18:00
    退勤
    何もなければ定時の18時には退勤をします。何かあれば残業をすることもありますが、遅出や夜勤者もいますので、残業になることは少ないでしょう。

介護士の勤務は主に2つの種類がある

介護施設は基本的に24時間営業ですので、介護士はそれぞれシフトに応じて仕事をお粉なっていきます。

介護士の勤務は2交代制と3交代制があり、それぞれの施設によって異なります。

2交代制について

2交代制は1日の勤務を日勤帯と夜間帯に分けた勤務です。多くの介護施設は2交代制を採用しているところが多いといえます。2交代制の勤務は早出、日勤、遅出、夜勤となります。

早出は7時~16時、日勤は9時~18時、遅出は10時から19時、夜勤は16時~9時が一般的な勤務となります。

2交代制の勤務のメリットとしては、日勤帯に人を多く配置できること、夜勤明けが出勤扱いになるということです。

私自身2交代制で勤務をしていたことがありますが、夜勤明けが出勤扱いになり、その翌日が休みですので実質的には2連休になります。

3交代制について

3交代制は1日の勤務を日勤帯と準夜勤、夜勤と3つに分けて勤務をする形態です。それぞれの勤務は以下になります。

早出は7時~16時、日勤は9時~18時、遅出は10時~19時、準夜勤は13時~22時、夜勤は22時~7時が一般的な3交代の勤務です。

3交代勤務のメリットとしては、どの時間帯でも満遍なく人がいるということです。2交代制の場合はどうしても遅出が帰ってからの時間が長く、夜勤の負担が大きいです。

3交代の場合は夜勤も短いですので、夜勤の負担は軽いといえます。

デメリットとしては、夜勤明けの日は公休扱いになるということです。朝の7時に勤務が終わり、その翌日には出勤しないといけません。

私は3交代制の勤務を行ったこともありますが、夜勤の翌日が出勤になりますので、あまり休んだ気にならなかった印象があります。

介護士の仕事で注意したいこと

介護士の仕事を出来るだけスムーズに行う為に、注意して働きたい部分についてご紹介していきます。スムーズに仕事を行わないと、周りの職員に迷惑がかかることはもちろんですが、高齢者自身に迷惑がかかってしまいますので注意しておきましょう。

流れ作業は仕事を作業にしてしまう

介護士の仕事は非常に忙しいです。仕事の流れでも紹介したように、その仕事は分単位で動いていきますし、時間に制限がある中やらないといけないことをしないといけませんので、時間を意識していかないといけません。

しかし、時間を意識するあまり流れ作業のようになってしまう場合もあります。排泄介助では声掛けをせずに介助をしてしまう、途中で高齢者から声がかかったとしてもきちんと応じずに適当に対応してしまうなど、時間に追われるあまり仕事が作業にならないように注意した方が良いでしょう。

もしどうしても作業的に仕事をしないと間に合わないようでしたら、仕事の流れ自体が不適切な可能性もありますので、仕事の見直しなどが必要になります。

また、流れ作業になってしまいますと、精神的に楽しくなくなり、仕事の忙しさも相まって離職率が増える傾向がありますので、もしそのような職場であれば職員全体で改善をしていくことが大切になります。

出来るだけ高齢者目線で仕事を行うこと

介護をしているとどうしても介護士の都合の良いように仕事をしてしまいがちですが、それは避けておくべきことです。高齢者の都合の良いように仕事をしてしまうと、高齢者の生活は良くなりません。

例えば排泄介助を例に取ると、あるAという介護施設では排泄介助の時間を決めて、その時間になったときに全員のおむつ交換を行う。排泄介助以外の時間帯でいくら便の匂いをしていても排泄介助の時間ではないので対応しないということが起きています。

しかし、Bという施設では高齢者の排泄リズムを把握して、その方にあった時間帯で排せつ介助を行うということをしています。このAとBでは、どちらが高齢者目線の介護なのでしょうか。答え場Bの介護施設です。

しかし、Aのように対応している介護施設は非常に多いのです。Aは明らかに介護者目線での仕事の進め方ですが、介護士からしてみると排泄介助の時間が決まっていますので、仕事のペースは作りやすいといえます。

そのため効率を考えるとAのようなやり方になってしまいますので注意しておきましょう。

高齢者目線での介護を行うポイント

高齢者目線で介護を行う為にはどのようにしていけば良いのでしょうか。高齢者になったことがないから分からないという声もあるかもしれませんが、実は答えを探すのは簡単です。

私たちのような生活を目指す

私たちのような生活を高齢者に送ってもらうように考えるのです。どういうことかというと、私たちの生活は、ある程度の制限がありますが、ほとんど自分の思うように生活をしています。

具体的にいうと、例えば排泄を切り取ってみていくと理解しやすいです。私たちは排泄をする際、時間を決めて排泄をしているのでしょうか。答えはノーです。トイレに行きたくなればトイレにいきます。高齢者にも同じような生活を送ってもらうのです。

高齢者がトイレに行きたいと感じる時間帯を把握して、その時間帯に合して排せつ介助をしていくのが答えです。ましてや、便が出ている状態で何十分も待つということを私たちは決してしないでしょう。

便が出ているのであれば、すぐにでも下着を取り替えますし場合によってはシャワーを浴びて綺麗にします。

こういったように、自分の生活に照らし合わせて高齢者の介助をしていくのが良い介助をしていく為のポイントになります。

無理なく介護を行う為に職員同士の話し合いは必須

しかし、実際のところ私たちのような生活を行っていくのは、介護施設のように集団で生活をしている所では難しいといえます。介護者の制限がありますし、時間の制限など、様々な制限の中で生活をしているからです。

無理をしてサービスを変えることによって、他の仕事が出来なくなるなどの支障をきたしてしまう場合もあります。

それではどのようにして良い介護を提供していけば良いのでしょうか。

これはチームで良く話し合って、一部分から変えていくことが大切になります。介護はチームで行う仕事ですので、チームの介護士が納得した上で仕事の改良を進めていきませんと一丸となって対応することが出来ません。

まずは話し合いをすることが大切になります。

一部分から変えていくことも大切なことです。一度に全ての仕事を変えていくことは出来ません。

例えば、起床や臥床の時間をその人に合った時間帯で変えていく、排泄の時間を変える、食事の時間を変えるなど、その方の一部分の生活だけでもまず変えて変化を観察してくことが必要になります。

まとめ

介護士の一日の流れは主に食事介助、排泄介助、入浴介助になりますが、そればかりにとらわれてしまいますと仕事が作業になります。

高齢者とのコミュニケーションを取る時間も作りつつ、私たちのような生活=自由な生活が出来るように職員同士話し合いを重ねて業務を改善することも必要です。

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