20代から考える介護士のキャリアップとは?キャリアアップの種類と進め方

教えて!介護士ってどんな仕事?

介護士は介護を専門に行う専門職です。介護士になるために勉強を積んでいく必要がありますが、介護士になってからも勉強をしてキャリアアップをしていくことをおススメします。

厚生労働省が出している「福祉介護人材の確保に向けた取り組みについて」でも、介護士の人材確保の観点からキャリアアップが勧められています。

それでは介護士のキャリアアップにはどのようなものがあるのでしょうか。ここではキャリアアップをしていくために知っておきたいことについてご紹介していきます。

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kokko0320
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介護福祉士
在宅介護から施設介護まで幅広く経験。介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、福祉住環境コーディネーター2級の資格を持ち、介護士として働く傍ら、ライター業をこなす。

介護士としてのキャリアアップについて

介護士のキャリアアップについては、主に介護士としてキャリアアップをしていく方法、介護士から派生する資格を取得して他職種にキャリアアップしていく方法があります。

ここでは介護士としてのキャリアアップについてご紹介していきます。

介護士として専門性を高めるキャリアアップとは、どのようなものがあるのでしょうか。介護福祉士を取得する介護士は専門職で多くの方が資格を用いて働いていますが、その資格は様々です。

最も初歩的な資格としては、介護職員初任者研修があります。これは旧ヘルパー2級資格でありこれから介護を行う人には最適な資格です。その他には、実務者研修というものがあり介護福祉士と初任者研修の間の中級資格であると言えます。

この資格を取得していると訪問介護のサービス提供責任者として働くことができますし、介護福祉士を取得するために必要な資格要件となっていますので、現在取得者が増加している資格です。

しかし、これらの資格は介護福祉士と比べるとどうしても弱い資格になります。その理由としてはやはり国家資格であるかないかという線引きがあります。介護福祉士は国が認めている国家資格であり、初任者研修と実務者研修は民間資格ですので、知名度や社会的地位などは大きな差があります。

何よりも介護士としてキャリアアップを積んでいこうと思いますと、介護福祉士はベースの資格になることが多いのです。介護福祉士を持っていない状態でキャリアアップをして行こうと思いますと、どうしても道は限られますので注意しておきましょう。

介護福祉士を取得するおススメのルートとしては、実務者研修を取得後経験年数を積んで介護福祉士の国家資格を取得するということです。

初任者研修の方が取得しやすいのでどうしても最初は初任者研修を取得しようと思いがちですが、介護福祉士を取得するのに実務者研修は必須となる資格ですので、最初から実務者研修を取得しておく方が効率的であると言えます。

認定介護福祉士を取得する

介護福祉士を取得した後は認定介護福祉士を目指すことをお勧めします。認定介護福祉士は介護福祉士の中でもリーダー的な役割を期待されている資格であり、サービス関連のマネージャーとしての働きがあります。

取得するには一定の養成研修が必要となり、ある程度の時間やお金がかかりますが、得られる知識は非常に専門的なものです。

注意したい事としては、認定介護福祉士を取得するためには介護福祉士としての実務経験が5年以上必要となります。

取得してから5年ですのでキャリア的には10年程度の位置づけになっています。今後マネージャーとしての他の介護士を教育する立場に立ちたいのであれば、是非取得しておきたい資格になります。

認知症専門資格を取得する

介護士の専門性を発揮するのは認知症だと言えます私の経験ですが他の専門職で認知症の対応について熟知している専門職は少ないです。

認知症の症状について熟知しているのは医師や看護師などのメディカル職ですが、どのように対応していいのかしっかりと理解しているのは介護士であると思います。

そのため介護士としてキャリアアップしていくために、認知症の理解を深めていくことが大切なことです。

その理解を深めていくのに、認知症ケア専門士などの認知症専門の資格取得はキャリアアップに大きくつながります。

認知症ケア専門士は筆記試験や面接試験、論述試験などがあり、合格率は50%程であり介護福祉士と比べるとやや難しい部類に入ります。

特にグループホームなどの認知症専門に受け入れているところで勤務をするのであれば、是非取得しておきたい資格であるといえます。

他職種へのキャリアアップについて

介護士は対人援助職であり身体介護やコミュニケーションなどを通じて人の支援をしていきます。これは他の資格でも共通している部分が多く人を支援するという部分では、重なっていると言えます。

そのため、介護士の知識や技術をベースとして他の資格を取得していた職種でキャリアアップしていく道もあるのです。

相談員としてキャリアアップ

介護士として馴染みがあるのは生活相談員ではないでしょうか。生活相談員との相談を通じて、高齢者自身や高齢者の身の回りの方々を支援していく役割があります。主に社会福祉士などが生活相談員としての役割を担い、日々高齢者の支援を行っています。

実は介護士として就職をして、後々生活相談員として活躍される方もいます。どのような方法で生活相談員として働くことができるのでしょうか。特養や有料老人ホームなどでは、生活相談員の具体的な資格要件というものが県によって定められています。

県によって違いますが、社会福祉士のみを要件としているところほとんどありません。多くは経験年数を積んだ介護福祉士か社会福祉士など資格要件としています。生活相談員の仕事をしてみたいと考える方は、一度所属している施設が属している県のホームページなどを見て資格要件を確認することをお勧めします。

ちなみに、社会福祉主事は任用資格であり本来市役所の職員などが取得する資格です。

しかし、一定の対人援助技術があると認められる資格になりますので、多くの施設では社会福祉主事を持った生活相談員が働いている現状があります。

取得には1年ほどの期間がかかりますので、働きながらでも十分に取得することができます。生活相談員を考えているのであれば是非考えておきましょう。

ケアマネジャーとしてキャリアアップ

介護士として働いている方の中で将来的にケアマネジャーとして勤務を考えている方は非常に多いです。ケアマネジャーは事務的な仕事ですので、現場仕事の介護士から見ると憧れを持っている方も多いと聞きます。

ケアマネジャーは介護福祉士取得後5年間の実務経験があれば受験資格があります。注意したいこととしてはその合格率の低さです。10%から20%の非常に狭き門となっています。

これには様々な理由がありますが、私の体感としては働きながら勉強する難しさが関係しているように思います。ケアマネジャーを受ける方のほとんどは働きながら受けています。

勤務の合間に勉強するのは非常に難しいと言えます、途中で諦め来年にしようと思ったのに来る方が多いようですので、これほど低い合格率になっていると言えるでしょう。

しかし、しっかりと勉強して基礎的なことを頭に入れれば合格できる資格です。

またケアマネジャーを取得して給料が下がるということも多々あるケースですので、注意が必要です。

その大きな要因としては夜勤がなくなるということです。看護師の夜勤は1回あたり4000円から7000円ほどで月に5回ほどあります。月にすると20000円から35000円となります。これがなくなりますと、せっかくケアマネジャーを取得したのに給料が下がるというキャリアアップの逆転現象が起こりますので注意しておきましょう。

キャリアアップについて私が考えること

私は自分で言うのも何ですが、キャリアアップを順調にしてきたと言えます。ここでは私のキャリアアップの紹介と若干後悔している部分についてご紹介していきます。後悔している部分も含めて参考にしていただければと思います。

他職種の経験するべき

私は専門学校卒業後介護福祉士として施設で働き始めました。まず取得したのは社会福祉主事です。幸いにこれは会社の負担で通信学校に行かせてもらうことができて、取得することができたのです。

介護福祉士としての経験を3年積んだ後に、当時の生活相談員が退職して私に声がかかりました。そこで生活相談員として働き始めるようになったのです。

経験年数がちょうど5年になった時期に、ケアマネジャーを取得して合格することができました。在宅ケアマネジャーとして勤務をして、そこで地域包括支援センターに勤める社会福祉士の紹介で社会福祉士を取得するための短期養成校に通うことになりました。

社会福祉士を受けて取得し、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を取得していました。他職種へのキャリアアップが私のキャリアアップです。

マネージャー経験をするべき

順調にキャリアを積んできたと自分でも思いますが、実際のところ少し後悔している部分もあります。それぞれの経験年数の浅さが私は後悔している部分です。

これは同じ専門学校を卒業した同期の介護士と話をしている時に思いました。彼ら、彼女らは介護福祉士として10年以上の経験を積んで人によっては、介護リーダーなどのマネージャー的な立ち位置で勤務をしています。

対して、私は数々の専門職を経験してきましたが、まだマネージャー的な立ち位置にはなっていません。

また介護士としての専門性を見ると負けていると実感しています。これが私の後悔している部分です。

介護スキルを徹底的に磨く

後悔しているといってもすべて後悔しているわけではありません。今後の働きによって私は専門職としての経験を積み管理する立場にもなれるからです。

私は介護士の経験、ケアマネジャーとしての経験、社会福祉士としての経験を積みながら幅広い知識を応用した対人支援専門職としてスキルを磨いていきたいと思います。

これらの資格の基礎は対人援助です、対人援助を極めていくという目標があればどの資格で働いても問題ありません。

今後の働きによって、私が経験したキャリアアップはさらに良くなっていくと感じています。

まとめ

介護士としてキャリアップしてく為には、(1)介護士の知識や技術を磨きキャリアップしていく方法、(2)他職種へキャリアアップしていく方法。があります。

これらは、将来的にどのような仕事をしていきたいかによって異なりますので、キャリアアップの方向性を考える場合は、まず将来像を考えるようにしましょう。

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