リハビリテーション病院で働く介護士の仕事内容とは?メリット・デメリットを紹介

教えて!介護士ってどんな仕事?
リハビリテーション病院で働くべきか迷う介護士
リハビリテーション病院で働くべきか迷う介護士

リハビリテーション病院の仕事内容って、普段の仕事と違うって聞いたけど・・・。メリット・デメリットが知りたい。

このような疑問や不安にお答えします。

記事テーマ
  1. 介護施設とリハビリテーション病院の働き方の違い
  2. 急変時の対応が求められる
  3. 介護士主導で動くことが少ない
  4. 病院勤務で休みは取りやすい
  5. 正社員だとボーナスがもらえるところが多い

介護士の職場は、特別養護老人ホームやデイサービスなど、高齢者向けの介護施設ばかりではありません。

介護士として病院で働くという選択肢もあります。

ただし、そもそも介護施設と病院では目的が異なるため、入院されている方の状況も異なり、その業務内容も違ってくるのです。

そこでこの記事では、数ある病院のなかでも「リハビリテーション病院で勤務したい」と考えている介護士の方のために、気になる仕事内容や介護施設との違い、メリットやデメリットなどを紹介します。

ぜひ、参考にしてくださいね。

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病院勤務の仕事内容とは?

病院も施設も、身体介護や生活のサポートはあまり変わりません。年齢も高齢者施設とは異なり、幅広い年齢層の人のケアを行うのが特徴です。

具体的にどのような仕事内容があるのか、紹介します。

身体介護(入浴、排せつ、食事、身の回りの世話全般)

病院内で働く介護士の仕事内容として、主な業務が身体介護です。
これは施設でしていることと、ほぼ変わりはありません。

入院患者に対して、食事介助、排泄、着替え、入浴介助など、基本的な介助を行います。

しかし、リハビリテーション病院に入院している人の症状はさまざまで、身体的に動作が困難な人が多いのが現状です。

時には一つの動作をするのにも、リハビリの進行状況や身体状態によっては、これまで自分が行ってきた介助の方法と異なる場合もあります。

その場合は、リハビリ科との連携を密にして「行っていい動作の可否」など、一人ひとりの動作確認をしながら行いましょう。

患者の入院生活・看護師のサポート

入院生活のなかでの、さまざまなサポートを行います。

これも基本的には介護施設とあまり変わりません。ナースコールが鳴った際に患者の元へ行き、介護士でもできる対応であればサポートをします。

たとえば、「トイレに行きたい」というナースコールなら、ベッドから車いすへの移乗、または歩行の付き添いなどをしながらトイレへ一緒に行くのです。

また、もし体調不良の場合はすぐに看護師に報告し、必要な処置(体温計測や必要機器の準備)などを行う必要があります。

病院で働くということは、患者と看護師、両方のサポートを行う仕事なのです。

入退院の準備

基本的な入院手続きは、医療事務や病棟看護師が行いますが、ベッドメイクやパジャマ、必要機器の準備などを行います。

退院時は、リネンや医療機器の片づけなどを行い、必要なものは消毒をします。

急変時の対応

病院では、いつ急変が起こるかわかりません。その際は、適切な対応が必要です。

患者の状態を瞬時に把握し、看護師にいち早く正確な状況を伝え、必要なものを準備します。

もちろん、その後のサポートも行わなければいけません。

日中なら看護師の数も多いため、ある程度準備をしたら任せておけます。しかし、夜勤時は人がいないため、看護師や医師のサポートを介護士が全面的に行うことになります。

ふだんから、なにがあってもすぐに動けるように、急変時に備えておきましょう。

介護施設との違い

介護施設と病院では、勤務体制や基本的な目的が異なります。どんなことに違いがあるのか紹介します。

優先順位が異なる

介護施設は、施設での「生活」が目的ですが、リハビリテーション病院では「治療」が目的です。

介護士主導で動くことが少ない

施設では介護士が主体となって、業務を計画し進めていきますが、病院では医師の指示のもと、さらに看護師から指示を受けての業務になります。

遠足など外部に出るレクリエーションやイベントは少ない

施設では季節ごとや月ごとに、何かしらのイベントを行うのも珍しくありませんが、病院ではあまり大きなイベントは行いません。

病院という場所では、あまり大きな音をたてられず、自由に動ける人も少ないことが理由といえます。

迅速な対応が求められる

もちろん、施設でも急変時は同じ対応が必要ですが、病院では重い症状の人が多いため、常に万が一に備えておく必要があります。

患者の急性期と回復期、慢性期など、病状によって適切な対応が求められる

病気を発症してからの経過によって、身体状態がどんどん変わる急性期から、リハビリを行い治癒を目指す回復期、病状が比較的安定していて長期的な治療をする慢性期と、それぞれに違った対応が求められます。

状況により、サクションや処置などもすることがある

リハビリテーション病院といっても、患者の身体状態はさまざまです。

寝たきりの人は床ずれが起きやすく、またサクション(吸痰)をして痰が喉に詰まるのを防がなくてはいけません。

病院によっては、看護師の指導や見守りのもと、こういうことも行う場合があります。

病院で働く介護士のメリット・デメリット

リハビリテーション病院で働く介護士の場合、どんなことがメリットとデメリットになってくるのでしょうか。

それぞれの病院によって勤務体制は異なりますが、介護士としての仕事内容はある程度は決まっているので、把握しておくといいでしょう。

病院で働く介護士のメリット

医療の知識を身につけられる

何度もいいますが、病院に入院している患者の目的は治療です。そのために、さまざまな医療的ケアを行います。

介護士として医療行為は行えませんが、目の前で行われる治療や処置の方法などを見て補助することが可能です。介護施設では見ることができない貴重な知識を身につけることができます。

比較的に体への負担が少ない

リハビリテーション病院は介護施設と異なり、ケアの対象が高齢者だけではありません。若年層から高齢者まで幅広い世代の人をケアします。

そのため、比較的体力がある世代の人に対しては、介護士の負担が少なく済むといえるでしょう。

また、リハビリテーション病院では、「ベッドから車いす」「ベッドからストレッチャー」までの移乗にも、体に負担がかからない専用アイテムを利用することもあります。

リハビリ用のアイテムが、患者と介護士の負担を減らしてくれるため、メリットの一つといえます。

基本的に指示を受ける立場

介護施設では、介護士が主体となって利用者へのケアをします。

先述しましたが、1日の決められた作業に加え、看護師の指示があればその通りに仕事内容をこなしていけばいいのです。

介護が好きで、やりがいを求める人には少し物足りないかもしれません。

病院で働く介護士のデメリット

人間関係でストレスがたまる

介護施設でも人間関係はありますが、病院では完全な上下関係が確立しているため、介護士から見て一番近い存在である看護師との人間関係で、ストレスを抱える人も少なくありません。

仕事に張り合いがない

介護職が好きで、人の助けになりたいと強く思っている人には、病院での介護職に張り合いがないかもしれません。病院内では介護士の役割が決まっていて、レクリエーションなどもあまりないため、淡々と仕事をこなすしかないのです。

急変など命に関わる対応が多い

介護施設では、急変が起きた際はすぐに救急車を呼び、その後は医療機関や看護師に任せることができます。

しかし、病院勤務は急変時に必要な医療機器を準備したり、蘇生処置をしたりと医療に関わることをしなければいけません。

患者の命を守るために、迅速で適切な行動をとる必要があり、緊張感は常にあるといっていいでしょう。

病院勤務で休みは取りやすい?

基本的にはシフト制が多く、休みはしっかりしている場合が多いです。

病院によっては、日勤帯のみの勤務体制で土日が完全に休みのところもあります。

日数も基本的には、カレンダー通りの週休二日制が多く、祝日分の日数も休める場合が多いです。

正社員なら有給休暇も規定通りにもらえますし、週休と有給休暇を合わせて長期で休みをとれることもあります。旅行なども行やすいといえるでしょう。

リハビリテーション病院で働く介護士の収入は?

介護施設もリハビリテーション病院も、給料自体はあまり変わらないといえるでしょう。差があるとすれば、夜勤手当は病院の方が少し高めかもしれません。

また、介護福祉士など国家資格を保持している場合は、資格手当がつくところも多数あります。ホームヘルパー2級でも勤務が可能な病院もありますが、資格手当は期待しない方がいいでしょう。

ほかに病院側の福利厚生で、さまざまな手当がつき基本給は高くなくても、手当がたくさんついて給料が高くなることもあります。

「住宅手当」「燃料手当(寒冷地など)」「交通費」「皆勤手当」など、企業によってさまざまです。

福利厚生がしっかりしている病院だと、退職金ももらえる可能性がありますので、就職の際はチェックしてみましょう。

ボーナスはある?

基本的には、正社員だとボーナスがもらえるところが多いです。病院の規定に従い、「基本給の〇ヶ月分」といった支給がされます。

ボーナスは介護施設の方が、パートや契約社員でもちょっとした額がもらえる場合もあるので、良いかもしれません。ただ、収入をトータル面で見ると、病院の方が福利厚生の充実やボーナスの額、退職金など有利です。

病院で働く際の介護士の注意点

リハビリテーション病院は施設とは異なり、基本的には「治療目的」であるということを意識する必要があります。

そこで働く介護士は、患者に対してリハビリを兼ねた動作を促しながら、入院生活を快適に過ごしてもらう補助の役割をしなければいけません。

さまざまな病気(ガン末期・難病など)を抱えた人がいるので、身体的にも精神的にも必要な配慮が施設とは異なります。

また、病院では「人の死」にも直面することは多々あるため、気持ちを強くもっておくことも必要です。

あらためて、病院内での介護士の役割と責任をしっかりもって、仕事内容をこなしていきましょう。

しかし、患者に「ありがとう」「助かったよ」といわれることも多く、元気になって退院していく姿を見ると、介護士としての喜びを味わうことができます。

緊張感のある仕事ですが、介護施設とは一味違ったやりがいと感じる場所といえるでしょう。

まとめ

今回は、リハビリテーション病院で働く介護士の仕事内容や、メリット・デメリットなどを紹介しました。

介護士の仕事は、老人ホームやデイサービスなど高齢者施設だけではありません。たくさんの医療機関で、働く場所が確保されています。働き方や仕事内容は、それぞれの病院によって異なりますが、困っている人を助けるという介護精神は変わらないのです。

また、病院という命に関わる現場のため、苦手意識を持つ人もいるでしょう。しかし、医師も看護師も最初はなにも知らないのです。

徐々に慣れていけば、医療の知識を習得でき、収入面や福利厚生も充実しているので、介護士としてこれほど良い職場はありません。

ぜひ、この記事を参考にして、新たな介護士人生を歩んでほしいです。

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