たまたま入った介護の世界が、入職1日目で天職だと思える世界だったなんて!!

現役介護士に話を聞く「深イイ話」

現役介護士の深イイ話

インタビュー実施日:2021年3月10日

現役介護士にインタビューすることで、介護職として働くことのメリット、デメリットを伝え、これから介護職を目指そうとしている人達の背中を押すことが最終的なゴールです。

プロフィール

高校卒業後進学をせずに世界旅行へ行きました。帰国後たまたま開いた求人誌の1ページ目に載っていたのが介護施設の契約社員募集でした。

特に「介護」に興味があったわけでもありませんが、何かに引かれるように応募し働き始めて、いつの間にか介護の世界の魅力にはまって10数年。

結婚・転勤・子育てをしながらグループホーム・住宅型有料老人ホームで介護士として数年働き、複数の新規施設の立ち上げに携わってきました。

現在は生活相談員として年間100組以上のご家族の相談に乗りながら、大好きな現場業務を楽しむ日々を送っています。最近では、ライターとしての活動も始めました。

生活相談員 Yoshida maikoさん(ブログ運営:吉田まいこ WEBライター

あなたにとって介護職とは?

介護士がご利用者を助けてあげることが介護だと思われがちですが、実際はご利用者に助けられる場面がたくさんあります。「大丈夫?」「ありがとうね」の言葉に何度助けられたかわかりません。

体力勝負な職場でもあるため、スタッフの団結力も強く施設内にいる人たちが「みんなで助け合っている職業だな」と思っています。

私のざっくり変遷記(職務経歴概略)

  • 2005年9月〜2011年8月
    初めての就職先は、女性が働きやすい環境でした
    グループホームで初めての介護業務に携わりましたが、全く抵抗が全くなく、天職だと1日目にして気づきました。入職後会社の斡旋で当時のヘルパー2級資格を取得
    結婚・出産を経験し、途中休職しながらも、認知症の方たちと食事を作ったりレクリエーションや家事をしたりする時間を楽しみながら過ごしていました。
    月に一度の外出レクでは、企画担当をしていたため様々な民間施設へ事前の下見やアポイントが必要で、ネゴシエーションの技術はこの時に習得したと思っています。
  • 2011年9月〜現在
    主人の転勤で新しい介護施設へ
    今まで働いていたグループホームとは全く違う環境の「医療特化型の住宅型有料老人ホーム」へ夜勤専従として入職し、一ヶ月後に前任の生活相談員が退職することとなり生活相談員に任命されました。
    ですが、現場が好きすぎて勤務時間の半分を現場で過ごすという異例の生活相談員となりました。
    結果その動きが功を奏して、ご利用者・ご家族・現場スタッフと円滑な関係づくりをする事ができたため入居率の大幅なアップに繋がり、翌年には同市内へグループホームと住宅型有料老人ホームをオープン。施設長兼生活相談員として立ち上げに携わったってきましたが、やっぱり現場にばかりいる私でした。
    全施設合わせて250床の入居管理を生活相談員の人数を増やして行いつつ、私生活では大学へ進学。子育て・学業・仕事の両立は、想像以上にハードで、卒業するまでてんてこ舞いな日々を送っていました。
    そして、子供達も落ち着いてきた今年は、さらに市外での新規2施設のオープンに奮闘しております。

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私はこんな介護士です。

私はこんな介護士です。

私は、現場が好きで好きで仕方ない介護士です。

毎日を施設で過ごす利用者様が、今日はどんな顔をしているか、どんな話をしてくださるかが本当に楽しみで仕方ありません。平穏な日ばかりではないですが、それも日常。

介護してあげているのではなく、一緒に過ごしているという思いで関わらせていただいています。

ご家族の悩みを施設で最初に聞く立場にもいるので、ご家族が少しでも罪悪感なく、ご自身の生活を大事にできる事も大切だと考えています。

そのため施設に対して安心感を持っていただけるような提案を常に心がけ、相談しやすい雰囲気を心がけています。

私の笑顔は、ご利用者・ご家族共にすごく評判が良いので、トレードマークの笑顔でたくさんの笑顔を引き出せたら本望です。

編集部
編集部

どのようなことをキッカケに介護士になったのでしょうか?

プロフィールにも少し書かせていただきましたが、高校卒業後進学をせずに、たまたま開いた求人誌の1ページ目に載っていた介護施設の契約社員募集に応募したことがきっかけです。

特に「介護」に興味があったわけではありませんが、最初からきっと何か惹かれるものがあったのだと思います。今でも鮮明に覚えているのが、入職1日目に「天職だな」と思った事です。

その直感は正しかったようで携わり始めてから気付けば10年以上が経っています。

高校在学中は、看護学校に行くために受験勉強をしてきたのですが、受験の一週間前に顔を30針縫うような事故に合ってしまい現役受験を断念したことで人生の方向性が大きく変わったのは確かです。

他にも、やり甲斐や誇りを持って働く介護士がいます

転職してよかった。思い切って市役所事務職から介護職へ
システムエンジニアから介護職へ。思いやり、やりがいのある仕事を
クビ同然で会社を辞めた私が転職して介護現場の責任者になれた理由
将来の夢は自分の介護施設を持つこと。資格取得で変わった介護職のイメージ
介護職は適職。介護を通じて自分を知り、人間力をつける
編集部
編集部

介護士になって良かったこと、やり甲斐は何ですか?

「たくさんの様々な人生に関われる」これにつきます。

私が生まれる遥か前の時代を生きてこられた方々の、同じがない人生で「どんな経験をしてきたか」「どんな考えで過ごしてきたか」本当に奥が深く貴重な話ばかりを聞く事ができる環境は贅沢としか言いようがありません。

相談員の業務でも、ご家族・ご利用者の悩みを伺って「どうしたら最適な方法で快適に過ごせるか」を介護士達と話し合い提案した事が喜んでいただけた時は、本当にやりがいを感じます。

編集部
編集部

印象に残っているご経験はどのようなことですか?

私の働いている施設では、お看取りの時まで過ごしていただく事ができます。

そのため、最後が近づいてくるとご家族の希望を伺って宿泊していただき、スタッフ・ご家族みんなで見送ることをするのですが、看取り時期に入っているはずのご利用者様の半数以上は、ご家族が来館されると一度持ち直し、感謝の言葉を残していきます。

色々な言葉を隣で聞いてきましたが、やっぱり「ありがとう」が一番多いですね。

そして色々な「ありがとう」を受け止めた時のご家族の顔が忘れられず残っています。

編集部
編集部

仕事に就かれた当初苦労されたことなどありましたらお願いします。

「やってあげたいこと」と「やらなければいけないこと」の割り切りが難しく、時間配分がうまく出来ませんでした。

ご利用者の希望を叶えてあげたい気持ちはつのるのに、たくさんいるご利用者の希望を全部聞いていたら業務が回らない・・・どうしたら良いんだろう・・・と日々悶々としていました。

入職当初は、デフォルト業務をこなすことに時間がかかるため自分の思いと実力に相違があり辛かったです。だんだん業務効率が上がってきて、空いた時間でプラスαのことを出来るようになり上手くバランスが取れるようになりました。

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編集部
編集部

日頃から大切になさっていることはなんですか?

「人」と「人」であるということです。

私たちが恥ずかしいことは、ご利用者も恥ずかしいですし、怒れることも喜ぶこともあります。人として同じ感情を持っているということは、忘れてはいけないことだと思っています。

関わる時には一声かける。離れるときにも一声かける。

基本のキですが、忘れがちなことでもあるので意識して関わるようにしています。

編集部
編集部

今後やりたい事や目標などありますか?

多くの人が知らない「介護の世界」。今後は文章を通して、発信していける人になりたいです。

初めて介護施設を見学にいらっしゃったご家族からよく聞く言葉が「こんなに費用がかかるなんて思っていなかった」「もっと早く知っていたらちゃんと貯めておいたのに」です。

介護の世界は、日常に遠そうで近い話ですが、多くの人がそうは思っていません。

せっかくスマートフォンやPCが日常になり、インターネットでなんでも発信・検索できる時代になっているので、もっと身近でもっと気軽に「介護の世界」を知っていただくことができれば、より良い介護を受けられる人が今後増えていくだろうと思っています。

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編集部
編集部

これから介護の仕事を目指している人へメッセージをお願いします。

これから介護の仕事を目指している人へメッセージをお願いします。

ようこそ介護の世界へ。今どんな思いで介護の仕事を目指されていますか?
大変そう?お給料安そう?

確かに数年前までは、あまり良いイメージの職種ではなかったかもしれません。

でも、今の介護業界は変わってきていますよ。

一般企業がたくさん参入してきたので、待遇や事業内容、会社のビジョンなどがしっかり整っていない施設は経営が難しくなってきています。

つまり、会社として、一般企業レベルの施設がグンと増えてきたという事です。

施設によって特化するサービスが見えやすくなったので、ご利用者・ご家族が大切にしている思いと施設のビジョンが合っているところを探しやすくなりました。

同時に、スタッフも自分にあった施設形態の就職先を探しやすくなってきています。

「人として」を大事にするということも基本として定着してきているので、衛生面的にもケア内容も整ってきています。ICTを取り入れている施設だと健康管理をベッド上でできたりもしますよ。

こんな感じで、一昔前の職業イメージではなく、逆に話題になっている「AIに取られない仕事」のひとつになる程です。

あなたなら、人生の終盤をどんな風に過ごしたいですか?

今思い描いた生活を、人生の先輩たちにも見せてあげたくないですか?

人は、誰でも同じように年をとります。

私たちが年をとった時に、今あなたが思い描いている素晴らしい生活が送れるように、先輩たちにも先に経験していただき社会全体でそんな優しい世界を作り上げていけるのが介護の世界です。

人の人生に関わるので、大変なこともたくさんありますが、自分の思いや行動が目に見えて成果としてかえって来るのも事実です。

やったらやった分だけ成果が出る。しかも、ハッキリと目に見えてです。

こんなにやりがいのある事ってありませんよね。

自分自身も成長できて、ご利用者・ご家族沢山の人を幸せにできる仕事を1人でも多くの方に好きになって貰えたら嬉しいです。

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