プログラミング言語を習得することにハードルを感じるかもしれませんが、介護士に限らず、特別な能力は一切いりません。私達が日本語や英語を話せるように、プログラミング言語も練習すれば必ずコードが書けるようになります。
プログラミング『言語』と言われるように、人間が使えるようになっているので習得すれば、誰でもできます。
しかし、エンジニアの仕事は非常に地味な仕事です。1日のほとんど、一人黙々とパソコンとにらめっこ、チャットが主体で会話がほとんどないことも。
身体を動かしコミュニケーション主体の介護士の仕事から、じっとパソコンの前で作業する仕事に変わった時、自分がエンジニアに適しているのか見極めなければなりません。
ここでは、介護士が未経験でエンジニアになるためのポイントを次のようにまとめています。
- SIerとWEB会社の違いを知る
- 未経験ならWEBサービスを自社開発する会社へ就職すべき
- 自分がエンジニアに向いているかチェックする方法
- おすすめのプログラミングスクール
- WEB会社に行くために絶対にRubyかPHPを学ぼう
- 介護士からエンジニアになった3人の経験談
最後に、介護士からエンジニアになった3人の経験談をご紹介します。エンジニアになると決めてから苦労したこと、勉強中に大変に感じたこと、エンジニアになってから良かった、悪かったことを語って頂きました。
介護士が未経験でエンジニアになるには?

結論、介護士でも根気があれば、誰でもなれます。ただし、注意が必要なので、次のステップを意識しながら記事を読み進めてください。
- STEP.1業界の仕組みを知る必ずエンジニアがいる業界を知ってください。後述しますが、SIerとWeb系の違いを知らずにエンジニアになると100%後悔します。
- STEP.2プログラミングに触れてみる無料プログラムを学習サイトを使い、3週間「独学」で様々なプログラムに触れてください。ここでは適正を見極め、多くの人が脱落するはずです。ここで脱落したのであれば、介護士を続けるか、エンジニアの選択肢は捨ててください。
- STEP.3無料体験レッスンを受けるプログラミングスクールが提供する無料体験レッスンを受講してください。ここで独学とスクールの学習スピードを体感してください。独学と講師から教えてもらうのとでは大違いです。
- STEP.4プログラム学習サイトで独学プログラム学習サイトで月額980円を2~3ヵ月、試してください。これは最終テストです。本当にエンジニアとしての素質があるかチェックします。プログラミングに対する好奇心や好きという感情が生まれなければ、エンジニアになったとしても後々後悔します。
- STEP.5プログラミングスクールに通うプログラム学習サイトで一通りレッスンが終わったら、プログラミングスクールに通い、学習スピードを上げましょう。受講料は総額20万円前後が相場ですが、エンジニアと介護士の生涯年収を比較すれば、2年もあれば十分に回収出来ます。未来の投資への考え、お金を惜しまず、プログラミングスクールへ通いましょう。
- STEP.6全カリキュラムを修了させ転職活動プログラミングスクールでは、RubyかPHPを学び、3ヵ月~6か月の受講を経て、「転職サポート(無料)」に申し込みましょう。おすすめのプログラミングスクールはポテパンキャンプです。
それでは、ここから詳細をお話します。
なぜエンジニアを目指す?介護士とエンジニアの生涯年収の格差

生涯年収の差は8,943万円
DODAの2019年度の調査によると、WEBサービスのエンジニアの平均年収は425万円、生涯年収は2億3902万円です。
一方、介護士の場合、平均年収は323万円、生涯年収は1億4959万円です。資格の数や、訪問介護か施設介護など働き方、ボーナス有無、役職の有無によって年収に違いはありますが、全産業の平均の年収は422万円なので、それと比べると90万近く下回っています。
年収への不満や介護士の将来性を危惧し、新たに手に職をつける意味合いで、エンジニアを志望する人が増えています。
エンジニアは市場価値の高い
理由としては、年収や将来性のほか、介護士の給与は介護保険報酬によって決まりますが、エンジニアの場合、スキルがそのまま給与として反映されるメリットが大きいようです。
身に付けたスキルが資本となり、それが市場から大きく評価されます。実際、エンジニア出身の経営者は多く、また独立しフリーランスとして働くエンジニアも多いです。陳腐化しないことを前提に、一度技術を身に付けてしまえば、それが武器となりお金を稼ぐことが出来ます。
また、プログラミングが小学校でも必修化されたように、IT人材やIT設備への投資がますます盛んになるでしょう。
IT業界とWEB業界は似て非なるもの

ここからは、2点を前提として記事を読んでみてください。ITとWEBの違いは、(1)誰に対して仕事・サービスを提供しているか(2)サービスにWEB技術を使っているか、です。介護士が未経験でエンジニアになるには、目指す業界の見極めも重要です。
IT業界とは?
IT業界を大きく分解すると「ハードウェア」、「ソフトウェア」、「インターネット(Web)」、「情報処理サービス」に分類できます。
ちなみに、ITという言葉を聞くと、「IT業界はブラック企業である」「IT業界で働くエンジニアは激務だ」そういったイメージを持った人が多いのではないでしょうか。
なぜ、IT業界がブラックと考えられてしまうかというと「SIer」という業態構造が大きく影響しています。エンジニアを目指している方には、この「SIer」と「Web業界」の違いを知らない人が多いです。
SIerとは、システムインテグレーター(System Integrator)の略称です。「エスアイ」「エスアイアー」と呼ばれたりします。大雑把に説明すると、その大半の仕事内容は、外部(依頼主)からシステム開発の依頼を受けて開発するというものです。
例えば、生命保険会社(日本生命)が何か顧客向けのシステムを構築したいと考えても、その開発のノウハウがないわけで、そこで依頼するのが「SIer(ニッセイ情報テクノロジー)」です。日本生命が発注者で、ニッセイ情報テクノロジーは1次請けとなります。
SIの仕組みを図式化すると、1次請けから3次請け(孫請け)の構造が見て取れます。建設現場でも同じ業界構造がありますよね。代表的な一次請けは、富士通、NTTデータ、日本IBM、日立製作所です。一度は会社名を聞いたことがあるのではないでしょうか。
なお、1次請けの会社ではプログラミングを書いたりするエンジニアはいません。エンジニアを目指すなら1次請けより下位の会社になります。
つまり、SIerは下請け構造を前提にしているため、エンジニアの業務量は孫請けになればなるほど増え、激務となるのです。この構造こそ、IT業界がブラックと言われる所以です。
SESとは?
SIerと同じく覚えておかなければならない言葉、それは「SES」です。System Engineering Serviceの略で、正社員だが、別の会社に行って派遣のような働き方をするエンジニアを指します。
業界では「客先常駐」と言います。別会社の常駐エンジニアとして、一定の期間(半年~2年)システム構築の仕事をします。雇い主からすると、SESはコストカットの側面が強く、多くの常駐先はブラック企業であることが多いです。
また、SES会社へ就職すると、大体の常駐先はSIerであることも・・・。
WEB業界とは?
Web業界とは Webサービスを作り自分たちで収益を生み出す業界です。このWEB業界も大きく分かれます。
代表的な会社でいうと、大手検索エンジンYahoo、Google(ポータル業界)、スマホゲーゲームで有名なCygames、コロプラ、ネクソン(ソーシャルゲーム業界)、インターネットで物品を購入できるAmazon、楽天(ネットショッピング業界)、情報をまとめて提供するニュースサービスで有名なGunosy、 SmartNews(キュレーション業界)です。
つまり、WEB業界に属する会社は、自社でシステムを構築しWEBサービスを作り(一部アウトソースもしているが)、それで売り上げを作る会社のことを指します。
・SIerはシステム構築を行い(実際は2次請け以降)、システムをクライアントへ提供し売り上げを作る会社の集団(BtoB)
・WEB会社は、自分たちでWEBサービスを作り、そのサービスで売り上げを作る会社の集団(BtoC)
介護士が未経験で目指すなら絶対にWEB会社

SIerは社風、働き方が古い
仕事をしている人をイメージで表すと、Slerのエンジニアはスーツを着て硬めの雰囲気。
一方、WEB業界で働く人のイメージはネルシャツ、ボーダーシャツ、とにかく服装が自由。働く時間はフレックス、働く場所はリモートワーク。オフィスも一般的な会社と違ってお洒落な雰囲気が多いです。
Slerでは仕事が細分化され、スキルが向上しにくい
Slerの仕事の特徴は、自分一人で完結させる仕事が非常に少ないです。チームや別会社とプロジェクト単位で進めるので、業務が細分化しているのが特徴です。
一方、WEB会社では、「どのようなサービスを作るか」自分たちのプロダクトを企画し、それをどう実行し、作り上げるか、上流工程から携われます。
自分たちが作ったサービスがユーザーの目に触れる、使ってくれる、そういったやりがいがあります。
WEB業界の出身者はスキルが高い人が多く、スキルを身につければ、それが資本になるので、そのまま独立起業する人が多いです。
SlerからWEB業界へ転職する人は多い
WEB会社へ転職したい人の転職理由を挙げるとするならば、年収以外の理由を除く「コードをゴリゴリ書く仕事をしたい」「自社サービス、プロダクト開発に憧れる」「自由なクリエイティブな環境で仕事をしたい」「技術力・スキルを高めたい」と大きく4つに分類出来ます。
Slerでは3次請け、孫請けくらいになると、どのようなサービスの開発に携わっているのかわからないくらい、末端の作業が多いです。
そのため、より「上流工程」から携わりたいと考える人が多く、WEB業界へ転職志望する人が増えています。
どのプログラミング言語を学ぶべきか
WEB会社に勤めるならオススメはRubyかPHP
プログラミング言語は、多くの特徴があり言語ごとに開発できるサービス、アプリが異なります。
- WEBサービス:Java Script、Ruby、PHPなど
- iPhoneアプリ:Swift
- Androidアプリ:Java
- システム構築:Java、C言語など
- ネットワーク構築:Linux
- 人工知能・機械学習:Pythonなど
Web業界では、今Rubyが人気です。Ruby on Railsという技術を使ってWEBサービスを作る会社が多いので、未経験で勉強始めるならRubyがオススメです。
Rubyで作られた有名なWEBサービスだと、レシピサイト「Cookpad」、匿名コミュニケーションツール「Twitter」、定額制動画サイト「Hulu」、価格比較サイト「価格.com」が挙げられます。
トレンドで選ぶならPython
初心者に向いている言語といえば、Pythonが有名です。人工知能の類で、機械学習、ディープラーニングと言った言葉を耳にしたことはないでしょうか。
人工知能の開発、YouTubeやInstagramなどのWEBアプリの開発にも使われていることから、近年、非常に人気の高いプログラミング言語です。機械学習分野でも注目されていることから、今後の技術発展が考えられ、とても将来性のある言語です。
他の言語に比べ記述するコードの分量が少なく、記述の仕方もシンプルで、初心者にはオススメのプログラミング言語となっています。
- SIerとSESという言葉と業界の仕組みは絶対に調べ、理解すること
- 介護士がエンジニアを目指すなら、将来の成長スピードを考えるとSIerではなくWEB会社に就職すべき
- JavaやC言語はSIerやSESへの入り口である。WEB会社に勤めるなら、絶対にRubyやPHPを学ぶべき
エンジニアに向いているか適性診断
どうしても「自己学習に割く時間がない」「独学する自信がない」という方は、複数のプログラミングスクールで無料体験レッスンを受講してください。
とくかくプログラミング言語に触れる時間を作ることが重要です。無料体験レッスンは基本的にオンライン学習です。
ネットワークを通じて、メンターに適宜質問することが出来ますので、わざわざ教室に足を運ぶことなく、学習を進められます。
WEBエンジニアを目指すなら、絶対にポテパンキャンプをおすすめします。業界内で行われるRuby勉強会に参加するとポテパンキャンプの利用者は多く、また前述したSES求人は扱っていません。
将来の転職を考えると、介護士が選ぶべきプログラミングスクールは、ポテパンキャンプ一択です。
STEP1 クラウドワークスでどのような仕事があるかチェック
まずは、クラウドワークスでエンジニアの仕事、特にWEB系のお仕事がどのようなものなのか、イメージを膨らませましょう。
CrowdWorks:サイト構築・ウェブ開発のPHP の仕事・依頼を探す
ご覧頂いているのは、PHPで介護系WEBサイトを構築する案件です。何か一つの機能を追加する程度であれば5万円~の案件が多いです。
サイトを一から構築となると、50万円の案件も散見されます。自分がエンジニアになって、介護士の知見やノウハウとWEBサービスを繋ぎ合わせると、良いサービスが生まれそうですね。
ちなみに、この時点で横文字や英語にアレルギー反応が見えたら、要注意です。
STEP2 Progate基礎編を使って1週間プログラミング言語に触れてみる
次のステップでは、実際にプログラミング言語に触れてみることにしましょう。プログラミング初心者におススメなのが「Progate」です。
Progateは、ゲーム感覚でプログラミング言語を学習できるオンラインサービスです。Progateの使い方はここでは省きますが、人気言語のRubyやHTML & CSS、JavaScript、PHPに触れることが出来ます。
とりあえず、無料会員登録してProgateを使ってみてください。学習するごとに経験値が溜まり、その経験値がレーダーチャートが表示され、レベルアップが出来る仕組みなので勉強していて楽しく感じるはずです。
学習といってもProgateは、ゲームアプリで言う最初に行うチュートリアル程度の内容です。入門の入門のレベルなので、この程度の学習でプログラミングに苦手意識を持ってしまうと、エンジニアへの道は非常に厳しいかもしれません。ここで脱落してしまう介護士さんも多いかもしれません。
STEP3 言語を絞りProgateでLv50を目指す
学習する言語をいくつか絞り、3日間Progateにログインし学習してみてください。恐らく、しっかりと学習を進めれば、3日間もするとアバターがLv50~70くらいに成長しているはずです。
しかし、「学習したとういよりは、なんとなく画面から支持や説明があったので、作業になってしまった」と感じていないでしょうか。
「なんだ、プログラミングって地味」「プログラミングってつまらない」と思う人と、「もっと学んでみたい」「プログラミングって楽しい」そう思う人がいるはずです。
もし、前者の場合、介護士からエンジニアになる夢は諦めた方が良いかもしれません。後者の気持ちになった人はやっと次のステップへ進めます。
STEP4 プログラミングスクールで無料体験レッスンを受けてみる
なぜ、STEP2~3で独学を推奨したかというと、あなたに「知的好奇心」があるかどうかをチェックしました。
エンジニアとは常に「INPUT」「OUTPUT」が求められます。この知的好奇心があるのとないのでは、INPUT・OUTPUTの量や質に違いが出ます。
なぜ、OUTPUTが大事なのか詳細な説明は省きますが、OUTPUTをする行為そのものが、自分以外の第三者に対して作り上げた成果を晒す行為、つまり、それが市場価値の評価に繋がります。
実際、会社の人事担当者は、プログラミングの際に発生したソースコードを保存するWEBサービス「GitHub」や「Qiita」「teratail」をサイトをよく見ます。そこで人事担当者は、「本当にモノづくりが好きか、技術が好きか」確認しているそうです。
話はそれましたが、Progateを2週間程度触ってみて、「もしプログラミングが楽しい、面白い」と感じた人は、ぜひプログラミングスクールで無料体験レッスンを受けてみることをおススメします。
STEP5 Progate有料版を2ヶ月使ってLv200を目指す
ここまでクリア出来たら、貴方の性格は「努力家でコツコツタイプ」です。エンジニアの素質があると思います。
裏を返すとエンジニアに向いていない人は、プログラミング自体が嫌い、興味が持てない、自分で疑問や課題を感じない、地道な作業が嫌い、自分でトライする好奇心や自発性がない人です。
なぜ、独学を推奨するかというと、オンラインスクールは常に「人からアドバイス」を受けられる状態にあるためです。逆にそれがメリットだと思いますが、自分で答えを導き出すことに面白みを感じることは、初心者エンジニアにとっては非常に重要なことです。
エンジニアに向いているか適性を○×でチェックしてみよう。最低でも7つ以上、当てはまらないと介護士からエンジニアへ転身しても、ミスマッチが起こり、仕事を続けるのが難しいかもしれません。
- IT技術が好きだ 〇 ×
- 自分には集中力がある方だ 〇 ×
- 探求心や学び続ける意欲はある 〇 ×
- 黙々と作業するのが好きだ 〇 ×
- モノを作るのが好きだ 〇 ×
- 何事も細部にこだわる方だ 〇 ×
- 忍耐力がある方だ 〇 ×
- 物怖じせず、質問が出来る 〇 ×
- あれこれ空想するのが好き 〇 ×
- 調べることが苦にならない 〇 ×
おすすめのプログラミングスクール

ここまでお読みいただけたのなら、本気で介護士からエンジニアへ転職することを考えても良いかもしれません。飛ばして読んだ人は、「エンジニアに向いているか適性診断」から読み進めてください。
もしプログラミングスクールに通うとなると、介護士として働きながらプログラムを勉強しなければならず、相当な忍耐力と根性が必要です。よく「3ヵ月でエンジニアになれる」と謳う教材やスクールを目にしますが、絶対にあり得ません。
本気で業務に活かせるようになるまでには、最低でも6か月の訓練と努力、自主学習が求められるので、その点ご認識ください。
プログラミングスクールでは、RubyかPHPコースを選択しましょう。SIerやSESではJavaやC言語というプログラム言語を採用していることが多いです。
無料体験レッスンであれば、正直どのスクールでも構わない
繰り返しになりますが、SIerやSESに行かないためにも、RubyかPHPを選択してください。
Rubyを無料体験できるプログラミングスクールは、「CodeCamp」「TECH::CAMP」です。無料レッスンはどのスクールも、プログラミングに触れる程度で、受講内容に大差はないため、どのスクールに申し込みしても構いません。
無料レッスンを受けても無理な勧誘はありませんので、安心してご利用ください。※ポテパンキャンプは無料レッスンはなく、申し込み後(受講料振り込み後)に、チュートリアルを受けられます。
ポテパンキャンプの特徴
教育の水準がスクール業界NO.1といっても過言ではありません。理由は、カリキュラムのレベルの高さと現役エンジニアによるレビューの頻度の多さが群を抜いています。
また、ポテパンキャンプで転職が成功すると受講料が全額キャッシュバックされます。受講料10万~30万円が返金されると考えると、相当なコスパの良いプログラミングスクールと言えます。
転職先は、すべて「自社開発会社」のみ(※分からなければ、「IT業界とは?」を参照ください。)求人を紹介してくれますので、非常に安心出来ます。
WEB申し込みした人全員がポテパンキャンプを受講できるわけではないです。無料カウンセリング(選考)を通過する必要があります。
ポテパンキャンプは、プログラミング未経験者に対してProgateを使った事前学習を必須としています。
非常に人気の高いプログラミングスクールのため、早期予約が必要です。「CodeCamp」「TECH::CAMP」の無料レッスン申し込みと同時に、カウンセリング予約をした方が良いです。
ポテパンキャンプの無料カウンセリングとは?
ポテパンキャンプは、未経験者に限り、他のプログラムスクールにはない、事前選考があります。受講料を払ったから全員が受講できるわけではありません。選考と言っても、圧迫面接のような堅苦しい雰囲気はないですので安心してください。
カウンセリングの内容としては、大きく2点あります。「①なぜエンジニアになりたいのか」「プログラミングを独学でどこまで学習したか」を聞かれます。特に②についてはどれほど事前学習したかアピールが必要です。
プログラミング未経験者に対して、ポテパンキャンプはProgateを使った事前学習を必須としています。
前述の「Progate有料版を2ヶ月使ってLv200を目指す」で独学の必要性を説明しましたが、もししっかりとした手順で進めていれば、今の時点でのプログラム知識、レベルを伝えることが出来ます。選考に合格する確率がぐっと高まるでしょう。
なお、Progateでは、HTML、CSS、JavaScript、SQL、Git、Command line、Ruby、Ruby on Railsを各コース2周(Lv200~250程度)もすれば、十分なアピールポイントとなります。
2019年4月にオープンクラス 100,000円(2ヶ月)のカリキュラムがリリースされました。このカリキュラムは、転職を前提としない、あくまでプログラミングの基礎を学びたい人向けてのコンテンツです。入会のハードルが下がっています。
なぜ、ポテパンキャンプを薦めるのか
ポテパンキャンプの受講生は、独学して入学したこともあり、非常にプログラミングへの熱意が高いです。それなりに覚悟を持って受講しているということです。
基本受講はオンラインですが、渋谷のレンタルルームで直接エンジニアから学ぶことが出来ます。渋谷のレンタルルームに行けば、同じWEB会社を目指す志を持つ、今後エンジニアになるであろう人たちとの交流出来るからです。
ポテパンキャンプの選考に落選したら
カウンセリングの内容次第では、落選ということもありえます。エンジニアになりたいという熱意が足りなかった、伝わらなかったのかもしれません。もしくは、独学の進捗が基準に達していなかったのかもしれません。
ポテパンキャンプ以外にも、WEBエンジニアになるコースを受講できるプログラムスクールはありますので安心してください。
前述しましたが、「CodeCamp」もしくは「TECH::CAMP」がおすすめです。ポテパンキャンプのような、「選考」はなく受講料さえ支払えば、スクールに通うことが出来ます。
介護士がポテパンキャンプを利用してエンジニアになるには
- STEP.1Progateで一定の学習を進める。HTML、CSS、JavaScript、SQL、Git、Command line、Ruby、Ruby on Railsを各コース2周が最低限のレベル。
- STEP.2ポテパンキャンプの「オープンクラス」へ申し込み、全カリキュラムを修了する。
- STEP.3「選抜クラス」へ変更。実践的なカリキュラムで、転職を想定したプログラミングスキルを習得する。
- STEP.4「選抜クラス」全カリキュラムを修了し、無料転職サポートを受ける。自社開発求人の紹介や面接対策を経て、会社の選考に進む。
- STEP.5WEB会社から内定を貰い、今働く施設へ退職届を提出する。ポテパンキャンプのキャリアアドバイザーと入社日を交渉。晴れて、エンジニアへ転身。
受講料は将来への自己投資と考える
冒頭でエンジニアと介護士の生涯年収の格差については触れましたが、その差は8,943万円です。勉強時間を投入することで、将来のリターンが得られると考えると、月額支払う料金は安いと思います。介護士からエンジニアに転職することで、仮に年収が100万円アップすると、受講料は簡単に回収することが出来ます。
ここではおすすめのプログラミングスクール「ポテパンキャンプ」を紹介するとともに、他のプログラミングスクールの受講料を比較しています。
RubyやPHPを習得したからといって安心してはいけない
安易に想像がつきますが、IT技術は日々進化しています。そのため、3年前、5年前に通用した技術が陳腐化するということはざらにあります。
そのため、常にITトレンドにアンテナを張り、自己学習に努めなくては、エンジニアとしての市場価値を維持することは出来ません。
プログラミングスクールや就職先で学んだ技術で食いつなぐような意識だと、市場から必要とされなくなるかもしれませんので、注意が必要です。
- 「CodeCamp」「TECH::CAMP」どちらかの無料レッスンに申し込み、プログラムスクールの雰囲気を感じる
- (Progateで独学前提)ポテパンキャンプの無料カウンセリングに予約申し込み
- ポテパンキャンプの選考に落選したら、敷居の低い「CodeCamp」「TECH::CAMP」どちらかに申し込む
元介護士が語るエンジニアへの道
ポテパンキャンプの体験者ではないので、ご注意ください。
あくまで、プログラムスクールを経験し、介護士を辞めてエンジニアになった体験談です。エンジニアになると決めてから苦労したこと、勉強中に大変に感じたこと、エンジニアになってから良かった、悪かったことを語って頂きました。※テキスト量の問題で、インタビュー内容を要約しております。
Y.K.さん(介護士・27歳男性・埼玉県さいたま市)

介護士の仕事との両立は難しかった
将来、結婚や子供のことを考えると、介護業界で働き続けるのは難しいと思い、別の業界へ転職すべきだと思いました。年収は300万前後。同世代と比較しても危機感を覚えました。友人は結婚だとか、同棲しただとか、早ければ子供だとか、人生を一歩一歩進んでいて、それに比べ自分は日々生きるのに精一杯でした。
この状況を抜け出したくて、とにかく勉強を頑張りました。スクール以外の勉強もサボらず、暇があれば中古書店で買った教材を読み漁りました。一番つらかったのは、夜勤明けに勉強です。夜勤明けで勉強しないといけないと思うと憂鬱になったし、眠いのにカリキュラムを受講した時は何度も睡魔に襲われました。
未経験からプログラミングを学習し4ヵ月目にはある程度自力でWEBアプリを作るくらいまでのスキルになりました。卒業するまでには6つのWEBサイトを立ち上げることが出来ました。全く、ITと無縁だった自分がこんなことも出来るんだと振り返るとビックリです。
転職して良かったこともあれば、悪かったと思うこともあります。就職して良かったのは給与がだいぶ増えたことです。就職したのは有名なWEBサービスを開発する会社。年収は500万弱。土日も必ず休める環境です。土日も充実しています。
悪かったことはほとんどないですが、挙げるとするならば日中座りっぱなしで間食も多いのでおなか周りの贅肉が増えてきたこと、パソコン見すぎて視力がかなり低下したことです。メリット、デメリットを天秤にかけると、メリットの方が断然大きいですけどね。
インタビュー実施日:2018年5月7日
H.M.さん(介護士・28歳女性・東京都新宿区)

介護士だった時、とにかく自分を守ることで必死だった
特別養護老人ホームからデイサービスへ転職し、そしてエンジニアになった異色エンジニアかと。なかなか周りを見渡しても見つからないかもしれませんね。
特養では看取り介護がどうしても自分の性格的に合わず、デイサービスへ転職したのですが、後輩だからと言われ入浴介助ばかりお願いされる日々。
さらに、食事とレクリエーションでもう頭の中がぐちゃぐちゃだし、体力的に相当大変でした。あとは、デイサービスの高齢者の方は元気な方が多いですよね(笑)。セクハラ発言、セクハラ行為が私には受け入れられませんでした。介護士として、すごく見下されている気がしたし、そういう目でしか見られていないと思うと悲しくなってきて。一番ひどかったのは、「認知症だからしょうがない」と上司に片づけられたことです。
こんな状況でなぜ、エンジニアを目指そうと思ったかというと、友人が経理職からエンジニアになった話を聞いて、とてもキラキラした職場で働いて、楽しそうに仕事していたからです。とても安易な理由ですよ。
ただ、いざエンジニアになろうとしても何から手を付けていいかわからず、とりあえずプロ
グラムスクールへ通いました。私自身、ほとんどパソコンと無縁な人生だったので、オンライン形式ではなく対面式で、スクール選びには時間をかけたと思います。
苦労したことは「何が分からないか分からない」ことが辛かったです。はじめて3ヵ月は常に頭の中が?が渦巻いてました。「何が分からないか分からない」と正直に先生に思い切って伝えたところ、丁寧に教えてくました。周りの協力なしには今の自分はいませんね。
歯車が嚙み合ったのは、ファッション向けのWEBサイトを立ち上げるという課題を出された時でした。自分が興味ある分野と勉強しなければならない分野が合致して、目標が決まってからどんどん学習スピードが速くなりましたね。
プログラミングがパズルのように感じて「プログラミングって楽しい」と思ったの時は、すでに入会金払ってから5か月が経過していましたよ(笑)。
今は、先輩と一緒に女性向けの化粧品通販サイトを作っています。ベンチャー企業なので、人数は少なく自分の意見が通りやすいのはとてもやり甲斐があります。ゆくゆくは、介護士の経験とエンジニアの経験を組み合わせて、何か人の役に立つものを0から作ってみたいです。
インタビュー実施日:2018年8月5日
W.Y.さん(介護士・27歳男性・埼玉県緑区)

自分がつくったサービスを世の中に披露したい
エンジニアになろうと思ったのは、どうせ嫌いな仕事をあと50年近くするのであれば、モノづくりを通して世の中に披露したいと考えたことがきっかけです。
自分たちが使っているWEBサービスやWEBアプリは、「人の人生を変える可能性や豊かにする力を秘めている」と強く感じ、未経験からエンジニアになりたいと考えました。
スクールに申し込む以前は、独学である程度学んだつもりだったので自信があったのですが、スクールでレビューされるたびに勉強の足りなさを痛感しました。振り返ってみると、やっぱり未経験だとある程度の勉強量は覚悟しないといけないと思うし、もう少し自分の出来なさを素直に受け入れられたのなら、もっと良い半年を過ごせたと思いますね。
カリキュラムではいくつか課題が出されるのですが、「モノづくりってこんなに人のことを考えなきゃいけないんだ」と今まで作る側に回ったことがなくとても苦労しました。ただ、試行錯誤しながら人にとって価値あるサービスとは何かを考える時間がとても楽しかったです。
今は、小学生、中学生向けのプログラミング学習サービスに携わっています。今度は自分がプログラミングを教える側になるとは思ってもいませんでした。
どうすれば子供たちがプログラミングに興味を持ってもらえるのか、リアルな教室に定期的に足を運び、子供たちの声を参考にしながらプロダクトの開発、改善に取り組んでいます。
インタビュー実施日:2018年11月11日