「御用聞きケアマネ」と根も葉もない噂を流され

「介護職のやりがい」を失った瞬間

「介護職のやりがい」失った瞬間

担当してから半年。訪問先の自宅で、それは起こった

本人家族(男)『そういえば、この前知り合いに会って、オマエさんの噂を耳にしたわよ。』

ワタシ『えっ??どのような噂ですか?』

本人家族(女)『あなたって、御用聞きどころか、よく話も聞かずに勝手にプラン考えるそうじゃない。』

ワタシ『違います!それは全くの誤解です。しっかりと利用者の状況を考え・・・』

(途中で会話を遮られる)

本人家族(女)『噂って、あれよ。あなた、周りの人に「お荷物」って言われてるそうじゃない。そんな人に母親を任せたくないわ。担当変更してちょうだい。』

本人家族(男)『この半年、色々やってもらったけどどうも納得いかないことが多いよ。はっきり言って信頼が置けないな。』

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「御用聞きケアマネ」と言われ良くない噂が流れる

私はケアマネージャーとして高齢者施設に勤務している30代の主婦だ。この施設では、利用者が日帰りで通所し、入浴や食事の提供や健康状態の検査を受けることのできるデイサービスなども併設している。そのなかで私は、自宅で介護サービスを受ける人のためにケアマネジメントを行う居宅介護支援事務所で働いていて、約30件ほどを担当している。ケアマネージャーの仕事を積み重ねていくなかで、数年前に経験した失敗が、辞めたいと思うきっかけとなった。

介護職員のあいだでは、「御用聞きケアマネ」という言葉がしばしば使われることがある。これは利用者本人の意図を考慮せずに、利用者の家族が希望したサービスをそのまま手配してしまうケアマネージャーのことを指す。私は職場での人間関係は良好だと思っていたが、先輩職員たちが私のことを御用聞きケアマネだと噂しているのを聞いてしまったのだ。

自分では、利用者の話を一生懸命に聞いているつもりだったが、実際は介護サービスの手配や調整ばかりに気をとられていて、その結果、利用者の希望について深く考えていないという評判が定着してしまった。

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ケアマネとしてあるべき姿とは

この噂は私に大きなストレスを与え、それからの業務をするにあたっての重いプレッシャーとなった。それに追い打ちをかけるかのように、ある利用者が別の職員に対して私のことを「あのケアマネージャーはあまり人の話を聞かない、信頼が置けない、担当変更してほしい」という不満を漏らしたのだ。

上司からその言葉を聞いた私は、メンタルが深く傷ついた。その頃の私は不規則な休みのため、娘の学校行事にちゃんと参加できないことで悩んでいて、仕事に正面から向き合うことができていなかった。利用者と話す間もマニュアル通りにメモを取ることに気を取られ、心のどこかで「早く終わらないかな」と思っている自分がいた。

そのことを反省した私は、つぎに利用者の家を訪問したときにメモを取ることよりも、相手と向き合って話を聞くことに重点を置いた。いつもと同じ時間のあいだ話しただけだったが、帰りぎわ、利用者に「今日は話をよく聞いてくれてありがとう」と言われた。「ただ仕事をしにきただけ」という気持ちのケアマネージャーに対しては、利用者は心を開かないことを学んだ。

視点を変えたら、私自身見えてくるものが違ってきたうえ、利用者も積極的に話してくれるようになったことは、ケアマネージャーとして大きな経験となった。

利用者と近いから感じる精神的ショック、プレッシャーの大きさ

しかし、この仕事を辞めたい気持ちは現在も続いている。ケアマネージャーの仕事は、ひとりひとりの利用者と向き合う分、つらく感じる部分も多くあるからだ。その最たる例が、利用者が亡くなったときの心の揺らぎである。利用者本人やその家族の暮らしを尊重してケアプランを立てていくので、仕事中にそれぞれの心に入り込むような部分がある。そのため、利用者が亡くなったときには、自分も家族であるかのような喪失感を感じてしまうことがある。

また、介護保険制度が改正されるたびに、高齢者が利用できる介護サービスの内容も変更されてしまう。その結果、ある利用者が改正前はホームヘルパーのサービスを利用できていたのに、改正後は制度上、一部分を利用できなくなってしまうことも生じる。そして、その利用者から「いままで利用できていたものが利用できなくなるとは、年寄りを見捨てる気なのか」という理不尽なクレームを受けてしまうのだ。

いくら私が利用者と真剣に向き合っていても制度の前では無力であることを実感させられる。介護職の仕事は、それぞれの人の生活に深くかかわる仕事なので、ストレスやプレッシャーを感じる部分は必ずある。どのようなことに出会っても逃げずに向き合うことのできる強いメンタルがないと、この仕事を続けていけないと私は感じている。

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「ケアマネとして利用者の気持ちに精一杯寄り添おうとする一方で、その距離感に悩みを感じている」と悩む、居宅介護支援事務所に4年勤めるK.K(女性)さん。

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