「元・意識高い系」言語聴覚士が提案する理想的な働き方と言語聴覚士像とは?

現役PT・OT・STに話を聞く「深イイ話」
※画像はイメージです。

現役言語聴覚士の深イイ話

インタビュー実施日:2020年9月5日

現役で働くリハビリ職のインタビューを通じ、医療介護従事者として働き続けるモチベーションの源泉に迫ります。周囲の考えに目を向けることで、この先にどうありたいか、自分の将来を考えるキッカケになれば幸いです。

プロフィール

言語聴覚士としては、15年目です。

海が一望できる地方都市の小さな慢性期病院に勤務しています。院内には、理学療法士と作業療法士を合わせて数名ほどのリハビリ室があり、私は院内で唯一の言語聴覚士として在籍しています。

以前勤務していた急性期の公立病院は、色々と嫌気がさして退職。その後、自宅から近い場所にある現在の病院へと転職しました。対象となる患者さんのほとんどは嚥下障害です。

そのおかげで嚥下障害には多少詳しくなったかな、と思います。数年前には日本摂食嚥下リハビリテーション学会の認定療法士も取得。その一方、普段開けることのない失語症の検査道具(SLTA)は真っ白なホコリをかぶっています。ジュースを買うのにお金が足りなくて検査道具の中から100円玉を失敬したことがありましたが、それが最期に開けた日だったと記憶しています。

学生時代は、ピアノやギター、さらにドラムまで使いこなすオールマイティーなバンドマンでした。今でも、休日になると自宅で小学生の息子や娘達と一緒に楽器演奏をしています。将来は親子でバンドが組めたらいいな~、などと考えていましたが、先日子供から「楽器よりも水泳やダンスがしたい」と言われてしまい、軽くショックを受けています。

もう一つの趣味は読書です。しかし、結婚してからは家庭内でも時間に追われる身となり、読書量は減少傾向。本を読む時間を意識して設けないと、本から離れた生活になってしまいます。興味あるジャンルは小説やノンフィクション、哲学や世界情勢など幅広く、最近は水木しげるが大好きな子供の影響で民俗学にもハマっています。こうした本から得られる知識はとっても奥が深く、実用的な知識はもちろんのこと、複雑な思考を整理していくうえで重要なヒントや枠組みを与えてくれます。

また、文章を書くことに抵抗が無いのも、これまでの読書経験のおかげかな、と思っています。しかし、気を抜くと・・・忙しさを理由にしては「積読(つんどく)」状態となっています。

言語聴覚士 ひょっとこシゲタロさん

あなたにとって言語聴覚士とは?

臨床場面では、自己完結できるだけの毅然とした判断力と、その判断を裏付ける知識と胆力(経験)が必要となります。

一方で、言語聴覚士はコミュニケーションという目には見えないものを扱います。感性的で柔軟な対応が求められます。

つまり、言語聴覚士の仕事は、その人が持つキャラクターにより達成される職業だと言えるでしょう。そこが言語聴覚士の難しい所であり、魅力でもあります。

私のざっくり変遷記(職務経歴概略)

  • 2006年~2008年
    言語聴覚士国家試験に合格
    地元の養成校を卒業後、国試浪人を経て言語聴覚士国家試験に合格。
    しかし、当時は地方都市での言語聴覚士の求人はそれほど多くありませんでした。地元に残る私は就職先を見つけるのにひと苦労。こうして、やっと見つけたのは社会福祉法人の支援員の求人でした。
    配属されたのは児童デイサービス。支援学校が終わり、保護者が迎えに来るまでの間、子供達を預かる学童保育のようなものです。当時、特別支援加算(言語聴覚士らが療育をおこなうと加算が付く)は無く、そもそも「言語聴覚士って何?」「言語聴覚士の免許より車の運転免許のほうが役立つよ」と言われちゃうほどでした。
    仕事の多くは支援員としての仕事でしたが、それでも、保育士さんや介護士さんらと一緒になって子供達と関わるうちに、病院のリハビリ室内だけの関わりでは知ることのできない貴重な経験を積むことができました。
    しかし、給料に関しては、覚悟していたとこととはいえ驚くほど少なく、貧窮にあえいでいました。さらに、サービス出勤は当たり前、自腹で支払うことが多い、送迎車が足りない時は自家用車。このように、職場内は「福祉の精神」という聞こえはいいマッチョな考えが蔓延していた、いわゆる「ブラック職場」でした。
    こうして私は退職を選んだわけです。付き合いのあった支援学校の先生や保護者さんに最後の挨拶をすると「え!?言語聴覚士さんだったんですね・・・」と驚かれました。
  • 2008年~2010年
    慢性期病院へ転職
    転職先は、実習でお世話になったバイザーのA先生がいる慢性期の病院でした。国試浪人をして、福祉施設しか知らない私を、聡明なA先生はしっかりと見極め指導してくださりました。
    言語聴覚士としての知識や技術はもちろんのこと、医療職としての心得、看護師や医師ら他職種と渡り合うため必要な立ち振る舞い、乗り越えなければならない倫理的な問題と解決へ向けた整理の仕方・・・。私が言語聴覚士として歩むのに必要なことを、この時に教わりました。
    さて、こうして経験を積んでいくうちに、なぜか“意識高い系”の欲が出てきました。急性期医療に関わってみたいと思うのは、セラピストなら一度は考えることかもしれません。
    私もご多分に漏れず、こうした欲が出てきてしまい、地域の中核をなす公立病院へ転職することを決めました。今思えば無謀とも思える身の程知らずな転職劇です。最後の出勤となった日、A先生から頂いたお守りは、今でも大切に持っています。
  • 2010年~2015年
    公立病院へ転職。そしてうつ病に
    地域医療の中核となる公立病院へ転職しました。しかも、新規立ち上げです。対象となる患者の多くは嚥下障害でした。これまで学校で習ってきた嚥下の知識が通用しない、脳血管障害由来以外の嚥下障害が大多数。
    「これまで教科書で得た嚥下の知識だけでは対応できない」焦った私は必死になって、関連する領域を勉強しました。呼吸器、栄養学、歯科領域、小児の嚥下。ガンリハビリが始まったのもその頃でした。嚥下造影に関しては、医師と一緒に勉強会を開いて手順や読影を勉強しました。
    当時、意識高い系真っただ中だった私・・・仕事に没頭しました。
    患者も増えたので言語聴覚士を増員。単位のノルマ、売り上げ重視のリハビリ科内のヒエラルキーと下剋上、他部門との軋轢や衝突、不機嫌な医師への報告、院内の〇〇委員の活動、そして症例発表や院内勉強会での講師。地域士会の役員になったのもこの頃です。
    しかし、意識高い系・言語聴覚士は長く続くことは無く・・・崩れ落ちるように心身に不調をきたしました。診断名は「うつ病」。退職を決意するのに時間は要しません。
  • 2015年~現在
    一族経営である小規模病院へ転職
    転職サービスを利用して現在の職場へ転職したのは2015年のことです。病床数100床にも満たない先祖代々から続く一族経営の病院で、内科と外科を標榜しています。これまで言語聴覚士を求人しても問い合わせすら無かった病院で、もちろん新規の立ち上げとなりました。
    対象となる疾患のほとんどは急性期病院から転院される脳血管障害“以外”の患者さんがほとんど。教科書には無い臨機応変な対応が求められます。
    しかし、前職での経験をしっかり生かして、スムーズに開設することができました。
    一族経営である小規模病院の良い所は小回りが効くところだと思います。私が勤務する病院も、医師や看護師、コメディカルとの垣根は低く和やかな雰囲気です。嚥下に関心を持つ看護師も多いことから、これまでの職場とは違い、意見が通りやすいのも魅力的です。
    人間関係は可もなく不可もなくといったところでしょう。少なくとも、人を蹴落とすような職員は私の周りにはいないようです。これまでの職場では経験したことの無い居心地の良さがあります。しかし、油断は禁物。目立たずはしゃがずに、緩急織り交ぜながらマッタリとやっていこうと考えています。

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私はこんな言語聴覚士です。

私はこんな言語聴覚士です。

患者さんからは「面白い人」と言われます。多職種からは「雑学が豊富」「誰とでも話をあわせることができる人」などと言われます。言語聴覚士としてどんな患者さんの話しにも照準をあわせることは、仕事をするうえでは有利になる特技のようなものです。

しかし、総じて「社交的で話し上手」などと言われると、私としては正直なところ引っかかるところはあります。仕事だから頑張って社交性を醸し出しているのであって、本音の部分は引っ込み思案でちょっとした言葉にも気にする性格です。

そのため、精神的にかなりしんどい時期、生きづらい時期がありました。

今は、年齢を重ねたこともあってタフ(鈍感)になってきたのかな?と思うようになりました。環境に恵まれているのもその理由でしょう。今頃になってやっと自然体でいられるようになってきたかな、と思えるようになりました。

編集部
編集部

どのようなことをキッカケに言語聴覚士になったのでしょうか?

「手に職を」と考えていた両親は、私に医療職になる道を進めてきました。勧められたのが、自宅近くにある言語聴覚士の養成校。

社会人として世に出たくなかった私は、ひとまずのモラトリアム期間と思い、まさか受かるとも思わずに細~い眉毛のまま軽い気持ちで受験。その当時、まだ言語聴覚士法が制定されたばかりで国家試験すら始まっていません。言語聴覚士は何をするのかさえ知られていなかったので、養成校は募集しても人は来ず。

そのため、私のような、言語聴覚士に関して下調べもしていない細~い眉毛男でも入学できたのかな、と思います。

このように、言語聴覚士になった理由ですが、特にコレといったエピソードやきっかけは思いつきません。そのため若いころは「どうして言語聴覚士を目指そうと思ったの?」と聞かれるのがすごく嫌でした。もちろん就職の面接ではそれなりの理由を考えました。

しかし、崇高な理由がないと言語聴覚士を目指してはダメですか?「失語症の家族がいて~」「手話サークルに入っていたので~」「通りすがりの言語聴覚士に子犬の命を助けてもらったので~」など、それらしいエピソードがないと許されない。

崇高な理由が無ければ、モチベーションの無い奴だな・・・と思われてしまう、そんな雰囲気がとても嫌でした。

さすがに、今は言語聴覚士になった理由なんて聞かれることありませんし、仮に聞かれても正直に答えます。

言語聴覚士を初めて知ったのは?「学校のパンフレット」

なぜ言語聴覚士になろうと思ったの?「親に言われたから」「新しい資格で面白そうだった」

なぜその学校に?「家から近い」「正直、受かるとは思ってなかった」

学校に行ってどうだった?「すごく楽しい学生生活でした」「青春を満喫しました」です。

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他にも、やり甲斐や誇りを持って働く人がいます

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編集部
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言語聴覚士になって良かったこと、やり甲斐は何ですか?

「感謝される」ことはもちろん“感謝する”ことも私にとってはやり甲斐につながっています。患者さんから感謝、ご家族から感謝、同僚から感謝、医師や院長から感謝・・・様々な感謝はありますが、色々な人が感謝しあえるのは医療職の誇るべきことかな、と思います。

感謝されるだけではなく、感謝もすること。とてもありきたりなエピソードかもしれませんが、やはり「感謝し合える」ことが、私のやり甲斐になっているのは事実です。

編集部
編集部

印象に残っているご経験はどのようなことですか?

以前の職場には緩和ケア病棟もありました。一般病棟から関わっていた私は、担当の患者さんが緩和ケア病棟へ移動されても、そのまま引き続き担当します。緩和ケア病棟へ転棟されたKさんもそのひとり。

長年漁師をしてきたKさんには結婚を控えた娘さんがおられました。肺癌が脳に転移し嚥下機能も低下・・・もう長くないのは誰の目から見ても明らかです。

「娘の晴れ姿を見たい」という願いに緩和ケア病棟の看護師さんらはもちろん私達も一丸となって、その願いを叶えることにしました。

さすがに娘さんにウェディングドレスを着てもらうのは無理でしたが、管理栄養士さんお手製の嚥下調整食に工夫したお寿司、シャンパンに増粘剤も入れてトロミで調整。ご家族やボランティアの方々も集まったところで、病棟のロビーでパーティーを開きました。

すでに声も出なかったKさんでしたが、「乾杯~」の音頭を取っていただき、お寿司やシャンパンも少しでしたが口にされました。それから十日ほどして亡くなったKさん。

私の思い出の中にいる患者さんの一人です。

編集部
編集部

仕事に就かれた当初苦労されたことなどありましたらお願いします。

新人時代、言語聴覚士としての知識は、国家試験に受かる程度でした。しかし、それ以外の部分に関してほとんど知識はゼロ。特に診療報酬の仕組みやカルテ記載に関することに苦労しました。

学校では、国家試験に受かるまでの知識と技術を学ぶもなんだと痛感です。幸い、実習でお世話になったバイザーの先生もいらっしゃったことから一通りレクチャーをうけることはできましたが、医療経済に関わるものなので、どのようにお金が請求されていくのか、どうやって算定していくのか、などコストに対する意識は必要だな、と思いました。

また、よく新人の方々が口にする「何をしていいのかわからない」状況ですが、当然のことながら私も陥りました(実は今も時々陥ります)。本を読んだり、研修・講習会にも出かけました。中には言語聴覚士向けの怪しげなセミナーにも・・・。

手数が増えれば、それだけやることが増えてきて、患者さんを前に「どうしよ~」なんてことは減るでしょう。私もそれで助けられています。

しかし、今になって思うことは、新しいことに飛びついて高いお金払って覚えるよりかは、既定の訓練手技や理論をいかに応用してオーダーメイド化していくことが正解なのかな、と考えるようになりました。

みなさんも、焦るあまり高額の怪しいセミナーには参加に慎重になるようお気を付けてください。

編集部
編集部

日頃から大切になさっていることはなんですか?

「初心忘れるべからず」です。

学生時代の話です。実習で伺った施設で言語リハビリをされる先生がいらっしゃいました。老齢のU先生は、施設に勤務する以前に養護学校(現在の支援学校)の教員もされていた、戦中派の大ベテラン。

そのU先生ですが、ある時、対面での言語リハビリが終わった後に「ホッとする」と言われました。「緊張しているかって?あぁ、僕はいつも緊張しているよ」「だから毎回、終わるたびにホッとするんだ」。お茶を飲みながら、U先生はこのようにおっしゃられました。

これまで何百人と利用者を見てきた大ベテランが、若い学生に向けて「毎回緊張する」と告白されたのです。あれから20年近く経ちました。U先生は現任者制度で言語聴覚士になることなく施設を退職されました。

現在、中堅と言われる年数を積んできた私ですが、リハビリが終わるたびにホッとするだけ緊張感を持っているのか、わからなくなる時があります。人はこれを「慣れ」と言うはずです。

では、そこに慢心はないのか?自己満足にすぎないか?その度に、U先生とのエピソードを思い出します。

編集部
編集部

今後やりたい事や目標などありますか?

嚥下障害の問題を自分なりにまとめてみたいな、と思います。“研究”といえばたいそうな事に聞こえますが、まずは趣味の範囲内です。

あくまで自分の仕事を楽にするのが目的です。

特に倫理的な問題に関しては、かなり悩みます。『意思決定』『認知症患者の終末期の食事』『食思が低い高齢者』『信念対立』などがキーワードになるかと思います。慢性期の嚥下をメインでやってる言語聴覚士さんは、私と同じようなテーマで悩むことが多いかもしれません。

倫理的にも乗り越えていく思考の枠組みを自分なりに構築して、多職種に伝えられるだけの理論を体系づけておかないと、効率よく仕事は進みません。元・意識高い系言語聴覚士として、できれば手抜き・・・ではなく、「合理的・効率よく無駄をそぎ落とす」ことはしていきたいです。

全ては、楽に仕事をしていくのに必要なことです。

編集部
編集部

同じ言語聴覚士として働く方へメッセージをお願いします。

同じ言語聴覚士として働く方へメッセージをお願いします。

私が学生時代、当時のベテラン言語聴覚士さん達は揃いも揃って「言語聴覚士は嚥下なんてやらなくていいよ」「言語聴覚士は失語症を見てなんぼのもの」「嚥下障害は凍らせた綿棒で咽頭を刺激しておけばOK」などと言われていました。

嚥下に関する注目度は低く、テキストも数冊程度。それが、今では嚥下は世間の注目を浴びるようになり、テキストとなる本は無数に増えました。

当然、言語聴覚士が扱う対照疾患では嚥下障害は圧倒的多数派。嚥下に対するニーズは増えましたが、その一方では言語聴覚士が嚥下障害を本気でやっていくには、従来のやり方では非力だということも判明してきました。

対象となる嚥下障害の多くは脳血管由来ではないケースが多いです。古典的なアプローチでは嚥下リハビリすら成立しない患者さんが圧倒的です。栄養管理、口腔環境、そして離床。この3つが嚥下アプローチのメインとなっています。

セラピストとしての機能面に特化した言語聴覚士の出番は少なくなっているかもしれません。このような時代変化の中、嚥下障害に関わる専門職としての言語聴覚士の役どころは何なのか・・・。

私は、言語聴覚士は嚥下コーディネーターに撤するべきだと考えます。多職種連携のために音頭をとる、連絡調整していく、これが今後の言語聴覚士に残された唯一の役どころかもしれません。

そうなってくると、言語聴覚士にとって必要なスキルは何なのか?おのずと見えてくるでしょう。それらは、決して養成校で学べるものではありません。

言語聴覚士を取り巻く環境は変化しています。「嚥下なんてやらなくていいよ」と言っていた当時のベテラン言語聴覚士さんのように化石にはなりたくありません。ニーズに合わせて、病院内で自分を必要とされる存在にしなければいけません。

嚥下コーディネーターとしての言語聴覚士とは、相当なコミュニケーション能力とタフさが求められます。それさえクリアーできれば、私のように意識低い系に片足突っ込んでいる言語聴覚士でも仕事がこなせていけます。

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