【非常勤】訪問リハは育児と両立できるからママPTにおススメ

リハビリセラピストの働き方を考える
※画像はイメージです。
訪問リハに携わりたいママPT
訪問リハに携わりたいママPT

出産して育児に励んできたけど、そろそろPTの資格を使った仕事に復帰したい。でも仕事と子育てはちゃんと両立できるのかな。病院は土日祝も出勤のところが多くて、非常勤だと気を遣いそうだし、老健は残業が多そう。訪問リハビリはどうなんだろう。

ワークライフバランスの重要性を言われている今の時代においても、「子育てと仕事の両立は大変だ」と言う声が多く聞かれます。特に医療職においては、直接人と関わる仕事である職種がほとんどであるため、自分のペースで仕事をすることは難しいのが現状です。

しかし、子育てをしているからこそ視野に入れてほしい分野が『訪問リハビリ』です。

ここでは、子育てをしているPTが非常勤として訪問リハビリを選ぶ、メリットやデメリットについてお伝えしていきます。

記事のテーマ
  1. 訪問リハビリは子育てをしているPTにおすすめ
  2. スケジュール管理がしやすく、仕事と子育ての両立ができる
  3. 子育てママが多いため、相談しやすい環境

質問があれば気軽にコメントください

  1. 訪問リハが育児の両立におススメな理由
    1. 理由①:土日もしくは日祝が休みの事業所が多く、休日に休みをとることに罪悪感がない
    2. 理由②:訪問中、家族に何かあったときの連絡がとりやすい
    3. 理由③:時短勤務を了承してくれる事業所が多い
    4. 理由④:始業時間が遅い会社では、子どもを保育園に送り届ける朝の時間に少し余裕がある
  2. 訪問リハビリは時間調整がしやすい
    1. 子供のお迎えに間に合わせる場合
    2. 午前、子供の通院のため、午後から出社する場合
  3. 非常勤のメリット・デメリット
    1. メリット①:プライベートの予定に合わせて1日のスケジュールを決めることができる
    2. メリット②:1週間の予定が立てやすい
    3. デメリット①:出勤日を固定する必要がある
    4. デメリット②:残業が多い(申し送りは電話の対応になるため、予定通りできないこともある)
    5. デメリット③:訪問には危険が伴う
  4. よくある質問
    1. Q.ママさんが働きやすい事業所を選ぶコツはありますか?
    2. Q.訪問リハビリは、日々の訪問件数と収入の不安定さを感じます。
    3. Q.非常勤は常勤と同じように成果を求められるのでしょうか。
    4. Q.利用者にとって「常勤」であるか「非常勤」か関係ないですが、デメリットに感じたことはありますか?
    5. Q.訪問リハビリはスケジュール管理が難しいと聞きます。時間ピッタリにリハビリが終わるのでしょうか?
  5. まとめ
    1. この記事を書いた人

訪問リハが育児の両立におススメな理由

訪問リハが育児の両立におススメな理由

訪問リハビリの多くは、「たくさんある事業の一つ」として会社が運営しています。そもそも運営形態が病院や老健などの医療法人と違い、株式会社となるため、一般企業がよく行っているような福利厚生を受けられることにメリットがあります。

つまり、PTであってもワークライフバランスがとりやすいということです。詳しくご説明していきます。

理由①:土日もしくは日祝が休みの事業所が多く、休日に休みをとることに罪悪感がない

病院や老健などでも最近は年中無休でリハビリを行っていることが多いため、非常勤であっても学校や幼稚園が休みである土日・日祝などばかり休み希望を出すことに抵抗を感じる人が多いと思います。

訪問リハビリでは、もともとカレンダー通りの休みになっている企業もあるため、周囲に気を遣う必要がありません。

理由②:訪問中、家族に何かあったときの連絡がとりやすい

病院や施設内で働いていると携帯電話はロッカーの中にしまっておくことが原則であり、緊急を要す場合でもなかなか連絡をとることができません。逆に訪問リハビリでは車やバイク、自転車を使用するため、むしろ携帯電話は所持しておかなければいけません。

もちろん移動しながらの電話やメールはいけませんが、交通ルールを守っていれば、何かあったときにすぐ連絡がとれます。

理由③:時短勤務を了承してくれる事業所が多い

非常勤でも時短勤務となると、常勤スタッフが働いている中、退勤することにためらう人も多いと思います。訪問リハでは歩合制を導入している会社もあるくらい、自分の仕事をしっかりこなしていれば、定時以外の時間に退勤しても周囲は気にしません。

会社によっては直行直帰を謳っている会社もあるくらいです。そのため自分のプライベートに合わせてスケジュールを組むことができます。

理由④:始業時間が遅い会社では、子どもを保育園に送り届ける朝の時間に少し余裕がある

訪問リハビリ分野は、8時半が始業時間である病院などに対し、9時始業の会社が多く見受けられます。

さらに在宅へ直行することのできる会社もあるので、わざわざ時短にしなくても朝の時間に少し余裕を持つことができます。申し送りの時間を気にせず出勤することができるので保育園に通っているお子さんのいる人にはオススメです。

訪問リハビリは時間調整がしやすい

訪問リハが育児の両立におススメな理由

訪問リハビリでは、1日のスケジュールが個人によって違います。病院などのように、決められた時間に介入する、というのではなく、セラピストと利用者さま間で介入時間を相談して決めます。

プライベートで用事がある場合などは、その時間を避けて時間を決めれば良いので、時間調整がしやすいのが特徴です。

では、タイムスケジュールの例を紹介していきます。

 注意

※あくまで例であるため、会社により1日の件数などは変わります。また私の経験上、移動時間は15~20分である場合が多かったので、こちらで統一していますが、会社によっては、移動時間を決めている会社もあります。

子供のお迎えに間に合わせる場合

  • STEP1
    9:00~9:30
    朝礼、申し送り、カルテ確認
  • STEP2
    9:50~10:30
    1件目 大腿骨頚部骨折の方のリハビリ
  • STEP2
    10:50~11:50
    2件目 脳出血の方のリハビリ
  • STEP3
    12:10~13:10
    お昼休憩
  • STEP3
    13:10~13:30
    カルテ入力
  • STEP4
    13:50~14:50
    3件目 パーキンソン病の方のリハビリ
  • STEP4
    15:10~16:00
    帰社。カルテ入力、書類作成、ケアマネなどへの申し送り
  • STEP5
    16:00
    退勤

午前、子供の通院のため、午後から出社する場合

  • STEP1
    12:30~12:50
    申し送り、カルテ確認
  • STEP2
    13:00~14:00
    1件目 脳梗塞の方のリハビリ
  • STEP2
    14:20~15:00
    2件目 変形性膝関節症の方のリハビリ
  • STEP3
    15:15~15:55
    3件目 上腕骨頚部骨折の方のリハビリ
  • STEP3
    16:10~17:10
    4件目 脊髄小脳変性症の方のリハビリ
  • STEP4
    17:30~18:10
    5件目 腰椎ヘルニアの方のリハビリ
  • STEP4
    18:30~19:00
    帰社。終礼、カルテ入力、書類作成、ケアマネなどへの申し送り
  • STEP5
    19:00
    退勤

非常勤のメリット・デメリット

非常勤のメリット・デメリット

先ほども申し上げた通り、訪問リハビリはプライベートの予定に合わせて、利用者さまの介入時間を設定することができます。

しかし、だからと言って、業務量が大幅に減るということはありません。さらに、業務時間内は自分のスケジュール通りにいかないことが多々あります。今からは非常勤であることのメリットやデメリットをお伝えしていきます。

メリット①:プライベートの予定に合わせて1日のスケジュールを決めることができる

最大のメリットと言えば、やはりスケジュールを自分で決めることができるところにあります。病院や老健ではリハ時間内にカンファレンスが入ったり装具診などが入ったりしてリハ時間が大幅にずれることがありますが、訪問リハでは多職種とのカンファレンスは基本的にはなく、申し送りのみとなります。

大きな問題さえなければ、時間通りに全てのリハビリが終了します。

メリット②:1週間の予定が立てやすい

訪問リハビリでは、何曜日の何時にこの利用者さまに介入する、というのが決まっています。非常勤の場合は出勤曜日を決めることになるので、プライベートでも、1週間の予定が決めやすいことにメリットがあります。

また、前もって予定が分かっている場合は利用者さまと相談をして、自分が出勤している別の曜日に介入時間を変更すれば良いので、融通も利きやすいです。

デメリット①:出勤日を固定する必要がある

1週間の予定が立てやすいことにメリットがある反面、出勤日を固定する必要があるため、急遽休みになった場合などは、その日の朝のうちに他のスタッフに代行をお願いするか、誰かにスケジュール変更をしてもらう必要があります。

代行をお願いする場合は、他のスタッフが大幅にスケジュールを変更する必要があり、気を遣うことになります。

デメリット②:残業が多い(申し送りは電話の対応になるため、予定通りできないこともある)

書類業務に関しては、利用者さまに看護師が介入していない場合、リハビリ項目以外の内容も全て自分で入力する必要があるため、必然的に業務が増えることになります。

さらに、ケアマネや他職種への連絡は全て電話になります。相手がまだ訪問中であったり、外出中していたりする場合、他の用事で電話に出られない場合は、それを待つことになるため、時間通りに業務が終了しないことが多いです。

デメリット③:訪問には危険が伴う

先ほども申し上げた通り、車、バイク、自転車のいずれかで在宅を訪問することになります。病院などのように安全な建物に守られておらず、外に出るということだけでも危険が伴います。

移動時間が短い場合もありますが、交通ルールはしっかり守り、リハビリ以外のリスク管理も徹底する必要があります。

よくある質問

よくある質問

Q.ママさんが働きやすい事業所を選ぶコツはありますか?

A.セラピストの人数が多いところ、時短勤務や非常勤勤務を積極的に受け入れているところが良いと思います。セラピストの人数が少なければ、代行や無理な訪問依頼などでスケジュールがタイトになり、仕事に追われることになってしまいます。

Q.訪問リハビリは、日々の訪問件数と収入の不安定さを感じます。

A.訪問リハビリの多くは、常勤は年俸制、非常勤は時給制をとっています。歩合制を使って働く場合は訪問件数に応じて収入が不安定になることは否めませんが、非常勤であれば、時給+インセンティブとなるので、毎月、10日前後出勤していれば収入は安定します。

Q.非常勤は常勤と同じように成果を求められるのでしょうか。

A.訪問リハビリの分野では、成果が目に見えにくいことが長年の課題になっています。FIMなどで成果を判断することはできず、在宅であるため退院先で評価されるわけでもありません。

その点においては、常勤だから、非常勤だから、この程度の成果を出しなさいなどの指示はありません。しかし逆に、手を抜けてしまう環境でもあるため、真剣に利用者さまと向き合い、良くするという心構えは持っておいてください。

Q.利用者にとって「常勤」であるか「非常勤」か関係ないですが、デメリットに感じたことはありますか?

A.介入内容においてはデメリットに感じる点はありません。しかし、自分が急遽休みをとらなければいけなくなってしまった場合、その利用者さまが曜日変更不可能な方であれば、他のセラピストに代行をお願いしなくてはいけません。

リハビリの経過を評価していた場合、1日抜ける形になるので、評価自体に信頼性がなくなってしまう場合もあるので、デメリットに感じることはあります。

Q.訪問リハビリはスケジュール管理が難しいと聞きます。時間ピッタリにリハビリが終わるのでしょうか?

A.リハビリ自体の時間はむしろ、時間ピッタリに始めてピッタリに終わらなければいけません。介入時間(単位)で、その方からいただくお金が決まっているからです。

スケジュールに関しては、そのようにピッタリに始めて、終わるために移動時間を計算しながら効率の良い形で組まなければいけません。慣れれば簡単ですが最初は苦労することが多いと思うので、上司に相談しながら進めてくださいね。

まとめ

訪問リハビリは、経験したことがなければ本当に未知の世界です。子育てをしながら、新しい環境で頑張れるのか不安だと思いますが、実は訪問リハ分野はママPTが1番多いです。

なぜなら「ワークライフバランスがとりやすいから」です。

そして、仕事だけでなくプライベートのことも相談しやすく、温かい人が多いです。迷っている人は、まず足を踏み入れてみてください。子育てと仕事の両立がきっとうまくいきますよ。

この記事を書いた人

yam-yu
さん

大阪の高校を卒業後、京都の理学療法士の専門学校に入学。卒業後は回復期リハビリテーション病院で4年間勤務。結婚を機に東京都に引っ越しし、半年間、介護老人保健施設にて非常勤勤務をする。夫の転職により兵庫県に引っ越し後は、1年間、訪問介護ステーションにて訪問リハビリテーションを行う。

経歴

  • 2013年 専門学校 理学療法学科 卒業
  • 2013年~2018年までリハビリ病院、訪問看護ステーション、介護老人保健施設で理学療法士として勤務
  • 2018年~出産のため退職、現在は子育て中

資格

  • 理学療法士

質問があれば気軽にコメントください

コメント一覧

タイトルとURLをコピーしました